“キム・ヨナの後継者”ことユ・ヨン(17)が、オリンピックデビュー戦を見事に滑り切った。
2月15日(日本時間)に行われた北京五輪フィギュアスケート女子シングル・ショートプログラムで、ユ・ヨンは技術点36.80点、演技構成点33.54点の計70.34点で6位を記録した。
女子シングルは来る17日のフリーの点数も合算して最終順位を決定する。
韓国勢ではこれまで、キム・ヨナ(31)が2010年バンクーバー五輪で金メダル、2014年ソチ五輪で銀メダルを獲得。前回の平昌五輪では、チェ・ダビン(22)が7位で韓国勢最高位だった。
“ヨナ・キッズ”の先頭走者とされるユ・ヨンは、前回の平昌五輪を控えた代表選考会で合計204.68点を獲得し、キム・ヨナ以来初となる女子シングル200点突破の大記録を成し遂げた。ただ、当時はオリンピックの出場年齢制限(満16歳以上)によって五輪出場がかなわず、“夢の舞台”で演技することができなかった。
その悔しさを胸に北京五輪を目指したユ・ヨンは、今年行われた代表選考会で女子の部1位に輝き、念願の五輪出場権を手にした。
北京五輪では自身の得意技とするトリプルアクセルを前面に出し、5位以上の入賞を目標に掲げたユ・ヨン。30人中27人目に登場したショートプログラムでは使用曲『Whirling Winds』の旋律に合わせ、最初のトリプルアクセルを軽く成功させた。
韓国の女子フィギュア選手で唯一トリプルアクセルを跳べるユ・ヨンだが、今年1月にエストニアで行われた四大陸選手権ではミスを犯して6位に終わった。それでも諦めずにトリプルアクセルを磨き続け、オリンピックデビュー戦となった北京五輪で安定的な着地をすることができた。
その後も、ユ・ヨンはトリプルルッツとトリプルトウループのコンビネーションを難なくこなした。フライングキャメルスピン、レイバックスピンと続き、基礎点が1.1倍になる演技後半にはトリプルフリップも成功。演技後には明るい笑顔で観客の拍手に応えていた。
ユ・ヨンより前の全体19人目で登場したキム・イェリム(19)は、技術点35.27点、演技構成点32.51点の計67.78点で9位だった。
使用曲『愛の夢』に合わせて演技をしたキム・イェリムは、最初のトリプルルッツとトリプルトウループのコンビネーションをミスなくこなすと、続くダブルアクセルも見事に成功。演技後半のトリプルフリップも問題なくこなした。
これでユ・ヨンとキム・イェリムはともにショートプログラム上位25人に含まれ、17日のフリーに出場することになった。
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