アメリカが“外交ボイコット”表明の北京五輪、韓国の立場は?「検討していない」と青瓦台関係者

2021年12月09日 スポーツ一般

青瓦台(チョンワデ/大統領官邸)は12月8日、「我が政府は来年の北京冬季五輪のボイコットを検討していない」と発表した。

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同日、青瓦台関係者はメディアに対して「北京冬季五輪ボイコットについて、韓国政府としては現在検討していない」とし、「我が政府の(北京冬季五輪)出席に関して決まったことはない」と伝えた。

また、「アメリカなど多くの国が外交ボイコットを発表しており、アメリカはボイコット発表前から韓国側に(ボイコットを)予め知らせていた」とし、「アメリカはその他各国の外交ボイコットの可否は各国が判断する事案だという立場を持っている」と続けた。

関係者は「政府代表の出席に関してもまだ決まっていない」とも付け加えた。韓国政府は現在、慣例に従って五輪担当長官のファン・ヒ文化体育観光部長官を開会式出席者として提出しているが、今後変わることもあり得るという立場を示したものとみられる。

アメリカは去る6日、2022年2月に中国・北京で開催される冬季五輪を“外交ボイコット”することを発表した。外交ボイコットとは、選手は通常通り大会に参加する一方、大統領や官僚など政府関係者は出席しないことを意味する。8日にはオーストラリアも外交ボイコットを発表した。

青瓦台関係者は、「政府代表出席未定の状態が“外交ボイコット”とは別という意味か」というニュアンスの質問に対し、「現在使われている外交ボイコットという用語は、政府代表団を送らないという意味で使われていると思われる」と答えている。

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