かつて中日ドラゴンズに所属し、“風の息子”と呼ばれたイ・ジョンボムを父に持つイ・ジョンフ(22、キウム・ヒーローズ)が快挙を成し遂げた。
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11月29日、ソウルのインペリアルパレスホテルで開催された「2021新韓銀行SOL KBO授賞式」で、イ・ジョンフは首位打者を受賞した。
イ・ジョンフは2021シーズンの韓国プロ野球KBOリーグで123試合に出場。打率0.360、78得点、84打点、10盗塁の活躍を披露した。
首位打者受賞に際し、イ・ジョンフは「受賞したい賞をいただくことができて嬉しい。この1年間苦労した監督、コーチングスタッフ、そしてほかの9球団の同僚に“お疲れ様でした”と伝えたい。来シーズンはまだわからないが、この賞だけは逃さないようにしたい」と伝えた。
イ・ジョンフは2017年のプロデビューから初となる個人タイトルを受賞した。「すべての賞が意味深く、感謝している。今回の賞は幼い頃から目標にしていた賞なだけにさらに嬉しい」とし、「生涯初の“親子”首位打者を達成したことに感謝している」と続けた。
イ・ジョンフは韓国プロ野球史上初となる親子2大での首位打者受賞に成功した。父のイ・ジョンボムは現役時代、ヘテ・タイガース(現KIAタイガース)所属の1994年に首位打者を受賞している。
「目標は前年度よりも大きく持たなければならない。父親だけでなく、それ以上を見据えて準備する」と語ったイ・ジョンフは、「今度は本塁打王に挑戦したい」と笑顔で宣言した。
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