韓国スケート指導者連盟が最近浮上した女子ショートトラック韓国代表シム・ソクヒの八百長疑惑などと関連し、韓国スケート連盟の“仕打ち”を批判した。
10月21日、韓国スケート指導者連盟は声明書を通じて、「スケート連盟は原則通りにするという態度で現実と現場の意見を反映しない行政を行い、オリンピックを控えた時点である代表選手と一般選手に大きな被害と負担が転嫁されている」と指摘した。
それと共に、最近浮上したシム・ソクヒの八百長疑惑について「シム・ソクヒとCコーチのメッセージ内容が社会的なイシューとなり、スケート界は困難な状況を逃れることができなくなった」とし、「この内容は3カ月前、スケート連盟に陳情書として提出された。連盟は私生活の領域であると判断し、調査しなかった。オリンピック八百長疑惑が十分に疑われる内容だったので、私的な部分と公的な部分を分けて真相調査を実施すべきだ」と主張した。
また、「連盟の安易な対応で2022北京五輪を控えて問題が浮上し、社会的な影響が大きくなり、代表指導者と選手に負担と被害が出ている状況だ。また、チョ・ジェボムコーチの性暴力事件が水面上に浮び上がり、シム・ソクヒに2次加害まで起こる状況を演出した」と声を高めた。
他にもスケート指導者たちは、国家代表のユニホーム入札問題とスピードスケート国家代表選手が交代された件などについて言及した。
彼らは「選手と指導者が遅くれるユニホーム支給に意見を出したが、無視された。ショートトラック代表チームは、オリンピック用のユニホームを支給されないまま、既存のユニホームで2021-2022ワールドカップシリーズに出た」と、連盟の行政を批判した。
また、「昨年、コロナで合宿と大会参加が難しく、国際基準記録の公認を受けられなかった(スピードスケート)選手が多く、9月末のカナダ、10月中旬のドイツなどの大会に参加しようと意見を提示した。しかし連盟は意見を無視し、オリンピックの場所にのみ派遣し、4人の選手が基準記録を達成できずに交代となった」とした。
北京五輪を控え、ショートトラック、スピードスケートの監督職を空席にしたことにも「選任過程に行政的な問題があるにもかかわらず、第一線の現場の意見を無視したまま監督選任を放棄することは望ましくない」と強調した。
スケート指導者連盟は、現実と現場の意見を反映しない連盟は“机上行政”だとしながら、「選手たちへの今のような被害を減らすためには、原則を立てるにせよ、現場と協議して調整し、発展的な方向に進まなければならない」と述べた。
前へ
次へ