U-24韓国代表の選手が誹謗中傷の標的になってしまった。
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キム・ハクボム監督率いる韓国は、去る7月31日に横浜国際総合競技場で行われた東京五輪・男子サッカーの準々決勝でU-24メキシコ代表に3-6で敗れた。
2得点のMFイ・ドンギョン(23、蔚山現代)を中心に攻撃陣は奮闘を見せたが、守備陣はメキシコの猛攻を防ぐことができず、なすすべなく大量失点を許してしまった。
すると、一部のネットユーザーが選手のSNSに悪質なコメントを次々と投稿した。なかでも、特にGKソン・ボムグン(23、全北現代モータース)のアカウントに誹謗中傷が寄せられていた。
韓国メディア『OSEN』が8月2日に報じたところによると、彼らは「メキシコ戦で許した6失点すべてソン・ボムグンの責任だ」という主張で、ソン・ボムグンを攻撃したものと見られている。
当然、ファンからは選手に対する分別のない悪質コメントに自制を求めたが、さほど効果はなかった。誹謗中傷をするネットユーザーは、敗北に対する正当な理由や評価を探すわけでもなく、ただ惨敗したことへの怒りをぶつける対象を探していた。そこで、ソン・ボムグンが標的となってしまった形だ。
そのほか、DFカン・ユンソン(24、済州ユナイテッド)やDFチョン・テウク(24、大邱FC)のSNSにも、悪意のあるコメントが多数掲載されていた。
東京五輪をめぐっては、出場選手に対して言葉にもできないような悪質な誹謗中傷が数多く寄せられている。コミュニケーションの場となるべきSNSが、悪口の掃きだめとなってしまった。
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