7月9日(日本時間)、ウズベキスタンのブニョドコル・スタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループI第5節の大邱(テグ)FC対川崎フロンターレが行われ、1-3で川崎が勝利した。
試合は前半34分、FWレアンドロ・ダミアン(31)のゴールで、大邱FCが先制を許してしまう。ただ、同43分にFWエドガー(34)の左足シュートで同点に追いつくことに成功し、前半を1-1で終えた。
大邱FCは後半、FWイ・グノ(36)を投入して攻撃の枚数を増やし逆転を図ったが、同19分にそのイ・グノが自陣ゴール前でロストしたボールをダミアンに拾われ2失点目。そして、最後は同42分にはダミアンのハットトリックを許してしまった。
第5節を終え、全勝中の川崎は勝ち点15でグループ首位通過が確定した一方、大邱FCは3勝2敗で勝ち点9の2位。今季ACLの2位チームは成績上位3チームのみ決勝トーナメントに進出できるため、大邱FCにとっては痛恨の敗戦となった。
試合後記者会見には大邱FCからイ・ビョングン監督が出席。「我々がやろうとした組織的な姿を思うように見せられなかった。先制点を許して同点に追いついたが、我々の決定的なミスで失点が生まれてしまったことが惜しい」と悔しさをあらわにしたイ監督は、「我々にはまだ希望はある。その希望は絶対に捨てないし、最後の試合でもベストを尽くしたい」と、決勝トーナメント進出の可能性を諦めないことを伝えた。
以下、イ・ビョングン監督との一問一答。
◇
―試合を振り返り。
川崎と2度目の対戦だったが、我々がやろうとした組織的な姿を思うように見せられなかった。先制点を許して同点に追いついたが、我々の決定的なミスで失点が生まれてしまったことが惜しい。選手たちは気後れすることなく、残りの試合もしっかり戦ってほしい。我々にはまだ希望はある。その希望は絶対に捨てないし、最後の試合でもベストを尽くしたい。
―2失点目は選手個人(イ・グノ)のミスから始まったが。
後半から途中交代で入ってきたが、中央でプレーした際にミスしてしまったようだ。失敗は誰にでもある。早く忘れてしっかり乗り切ってくれると信じている。
―レアンドロ・ダミアンに対する評価と、Kリーグとの比較は。
ダミアンはボックス内での動きがとても良かったし、我々も彼に対する準備をたくさんしていた。ジョ・ジヌがダミアンをマークしていたが、それほど困難はないように見えた。ただ、ダミアンは経験豊富な選手だ。その部分で、最後は惜しい結果になってしまったと思う。ダミアンは素晴らしい選手だが、我々の若い選手たちがよく立ち向かってくれたと思う。Kリーグにもそのような良い選手は多い。
―他グループの2位チームが上手くやっている。今日の敗北を受け、次の試合に向けて同準備するか。
まずは体力的に選手たちが回復しなければならないし、選手たちの自信を高めることが重要だと思う。ミスをした選手たちが心配だが、上手く乗り切れると信じている。次の試合でも我々は自分たちがすべきことをまっとうするだろうし、まだ決勝トーナメント進出の可能性も残されている。最善を尽くすつもりだ。
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