U-24韓国代表MFイ・ガンイン(20、バレンシア)が、来る東京五輪での優勝を誓った。
坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンターでU-24韓国代表の練習に臨んでいるイ・ガンインは7月6日、練習前にメディアの取材に応じた。
去る2019年、ポーランドで行われたU-20W杯でU-20韓国代表を準優勝に導き、自身も最優秀選手に与えられるゴールデンボールを受賞したイ・ガンイン。
「優勝はオリンピックに参加するすべての選手の目標だ。(オリンピックは)U-20W杯と同程度に重要な大会。全員がしっかり準備している」とし、「(東京五輪の)目標は優勝だ」と力強く語った。
本大会でルーマニア、ホンジュラス、ニュージーランドと同居したグループBを戦う韓国は、決勝トーナメントに進出した場合、グループA突破が予想される日本またはスペインと初戦で激突する可能性がある。
スペインのラ・リーガでプレーするイ・ガンインは、日本とは過去に2度対戦。2019年のU-20W杯決勝トーナメント1回戦では韓国が1-0で勝利したが、今年3月に日本で行われたA代表同士の“日韓戦”では0-3の完敗を喫している。
ただ、イ・ガンインはどの国と対戦したいかは「別にない」という。「グループステージ3試合に集中している。ここでの成績がとても重要だ」とし、「特に初戦にフォーカスしたい」と、ニュージーランドと戦う本大会初戦を見据えた。
オリンピックは各クラブに所属選手を派遣する義務はないが、バレンシアは今回、イ・ガンインのU-24韓国代表派遣を許可した。イ・ガンインは「クラブが兵役免除の状況を理解している」とし、「快く許してくれて感謝したい」と伝えた。
イ・ガンインは6月に辛い別れを2度経験した。自身の祖母を亡くしたのに続き、幼い頃の自分にサッカーを教えてくれた故ユ・サンチョルさんがすい臓がんとの闘病の末、この世を去った。
「だからこそ、今回のオリンピックはより特別なのでは」と問われると、イ・ガンインはマイクを持ったまましばし沈黙。そして、「どう答えたら良いかわからない」と口を開くと「だが、もう過ぎたことだ。今はもう大丈夫」とし、「東京五輪だからといって別の意味を置きたくない。チームのために最善を尽くす」と強調した。
最後に、今夏の移籍市場でバレンシア退団が噂される自身の去就については「今は自分のキャリアや移籍は関係ない」とし、「僕のフォーカスはオリンピックだ。何が何でもオリンピックで良い成績を出すことが目標だ」と意気込んだ。
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