2022年カタールW杯アジア2次予選グループHの残り試合を戦うため、トルクメニスタン代表、レバノン代表、スリランカ代表が続々と来韓している。
グループHは北朝鮮の棄権により順位が変動。北朝鮮との試合結果が無効扱いになったことにより、現時点で韓国が首位に浮上し、次いで2位にレバノン、3位にトルクメニスタン、4位にスリランカとなっている。
そんななか、レバノン率いるジャマル・ターハー監督が5日のスリランカ戦を前にオンライン記者会見に出席した。
レバノンはここまで2勝1分の勝ち点7で韓国と並んでいるが、得失点差により2位に付けている。そのため、初戦のスリランカ戦で勝利することが、最終予選進出へのカギとなり得る。
ターハー監督は「サッカーに簡単な試合はない」と緊張感を明かしつつも、「3試合で勝ち点6を得られれば最終予選に進めるだろう」と2次予選突破に自信を示した。
また、韓国の戦力について問われた際には次のように語った。
「韓国には欧州のビッグクラブでプレーする選手が多い。ワールドカップでも優れた成績を挙げるハイレベルなチームだ。彼らは最終予選に進めるだろう。アジアで最も強いチームの1つなだけに、すべての選手を警戒しなければならない」
「特にソン・フンミンはワールドクラスだ。トッテナムで違いを作れる特別な選手だ。将来はもっと大きなチームでプレーする機会を得られるだろう」
対するスリランカのアミール・アラギッチ監督も、同日行われた記者会見に出席。
「強い相手と戦う。我々にとってとても大きなチャレンジになるだろう。より競争力のあるチームを作るにはまだ時間が必要だが、我々の現在位置を知れる良いチャンスとなるはずだ」と意気込みを語った。
ここまで4戦全敗の勝ち点0で最下位に沈むスリランカ。レバノン戦の後は、最終戦で前回0-8と大敗した韓国と対戦する。
「韓国はアジアを超え、世界の強豪国の1つだ。スター選手が多い。レバノン、韓国と厳しい連戦が続く」と伝えたアラギッチ監督。
「本来は攻撃中心のサッカーをすべきだが、韓国もレバノンも我々よりはるかに発展していて強いチームだ。そのため、守備重視のサッカーをしなければならない」とし、「密集した守備と素早い転換を前面に打ち出した戦術を用いようと思う」と、格上相手の戦い方を明かした。
また、アラギッチ監督もレバノンのターハー監督同様、ソン・フンミンを絶賛。「彼はクオリティが高く驚異的だ」と評価すると、「ソン・フンミンは所属チームで成長した。一方で、我々は選手たちを幼い頃から育て上げなければならない。ハイレベルなサッカーを1日も早くし、それを自分たちのものにすることが重要だ」と強調した。
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