ソン・フンミン、再開のW杯2次予選へ決意示す「ワクワクしている」【一問一答/前編】

韓国代表キャプテンのソン・フンミン(28、トッテナム)が、国内サッカーファンの前で善戦を披露することを誓った。

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ソン・フンミンは6月3日、オンライン記者会見に出席し、自国で集中開催される2022年カタールW杯アジア2次予選への覚悟を語った。

韓国は来る6日のトルクメニスタン戦を皮切りに、9日にスリランカ、13日にレバノンと対戦する。

2019年10月に8-0の大勝を飾ったスリランカ戦以来、約1年半ぶりとなる韓国での国際試合に向け、ソン・フンミンは「久しぶりに国内で試合をする。幸せなサッカーをお見せしたい」と意気込んだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)ソン・フンミン

「ファンと会えず心苦しかった」

以下、ソン・フンミンとの一問一答。

―国際Aマッチを控えた今の心境は。

国内での練習は久しぶりのことだ。代表に来るといつも同じ気持ちを抱く。国を代表するだけに責任感が大きい。

―(2020-2021シーズンは)序盤と比べて後半戦に疲れが見えた。コンディションはどうか。

よく休み、よく食べ、よく運動している。シーズンが長ければ長いほど、どの選手であれ終盤に疲れるのは当然だ。それでもしっかり休んだ。国内のファンの前でプレーすることは嬉しいことだ。満足してもらえるよう努力する。

―ワクチン接種後、副作用はなかったか。

運良く大丈夫だった。ほかの選手も受けていたが、体に異常はなかった。

―ファン・ウィジョとキム・シンウク、2人のストライカーとの連携はどうか。

誰が見てもわかる通り、2人はそれぞれ異なるプレースタイルの選手だ。ウィジョはスペースへの走り込みやフィニッシュが非常に良い。シンウク先輩はポストプレーの役割をしてくれる。2人とも優れた選手で、それぞれ自分だけの長所に持っている。我々のスカッドにいるということも良い点だ。2人とは幼い頃から一緒にプレーしているので、連携面で大きな問題はないと思う。

―パウロ・ベント監督に対する選手たちの見方はどうか。

僕が特別話すことはない。すべてのことは監督が決める。誰が監督を務めたとしても、メンバーの選抜には必ず批判が寄せられる。監督は自信を持っており、選手たちを尊重している。不満はない。(在任期間が歴代最長となり)“長寿”監督になったことを祝福したい。しかし、環境的に席を外す時間が多い。もっと長くいられるようにするのは選手たちの役目だ。

―トッテナムと代表チームで活躍に差があるように見えるが。

サッカーに弱いチームなんてないし、勝利が保障された試合もない。どんな試合であれ、最善を尽くし勝利するために準備すれば良い。2次予選は空いた時間が長かった。集まって練習することができず恋しかった。多くのファンに会えなかったのも心苦しかった。

―代表に合流してから表情が明るいように見えるが。

何か特別なことをしたわけではない。チームメイトと久しぶりに会えたこともあって、みんな嬉しいのだろう。僕も韓国でいつ最後に試合をしたのか思い出せない。スタジアムでの活躍でファンに挨拶しなければならない。ワクワクしている。

―これまで多くの指導者とともにしてきたなかで、最も相性の良かった監督を挙げるとすれば?

船の船長はいつも監督だ。監督の好みを見て、それについていかなければならない。同じ船に乗った仲だ。僕はサッカーが好きでやっている。ピッチで最善を尽くし、努力する選手を嫌う監督はいない。最も相性が良かった監督を選ぶことは難しい。

―昨シーズンは酷使で騒がれることもあった。今回、移動回数が減ったことは体力の助けになるのか。

実際のところはよくわからない。所属チームでもたくさん試合をした。その議論(酷使)は常に付きまとうものだ。僕は試合をするためにサッカーをしている。代表への合流が疲れるときもある。飛行や時差が問題なのは事実だ。だが、責任感は常に抱いている。大変だと思ったことはない。

―国際Aマッチ90回目の試合に出場する。新型コロナウイルスの感染拡大がなければセンチュリークラブも可能だったと思うが。

代表で90試合もプレーできることは、機会をいただいたことだけでも光栄なことだ。本来ならば1年で10試合ぐらいは行えるだけに、惜しい気持ちはある。まるで盗まれたかのような気分だ。それでも、こうした状況なのだから仕方がない。サッカーよりも健康が重要だ。(つづく)

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