「世論?雰囲気?今はトルクメニスタン戦の勝利だけに集中している」
韓国で残り試合が集中開催される2022年カタールW杯アジア2次予選のグループH。パウロ・ベント監督が率いる韓国代表は、6月5日に高陽(コヤン)総合運動場でトルクメニスタンと対戦する。
韓国はキャプテンを務めるFWソン・フンミン(28、トッテナム)をはじめ、海外組の主力を多数招集。最終予選進出に向けて事実上の“完全体”を組んだ。
4日のオンライン記者会見に出席したベント監督は「我々が続けてきたスタイルの準備を進めてきた」とし、「勝利という目標を必ず成し遂げたい」と誓った。
韓国は去る3月、主力の大半が外れた日本との国際親善試合で0-3の完敗を喫した。この敗戦を機に一層厳しくなった世論をひっくり返すためには、勝利はもちろんのこと、内容も伴わなければならない。
もっとも、ベント監督は「トルクメニスタンとの試合だけに集中しており、ほかのことを考えている余裕はない」と断言。
「代表に対する世論や雰囲気に対して異なる意見があることは十分理解している。例え合っていようと間違っていようとその意見は尊重する」としつつも、「今は明日の試合で勝利することだけに神経を使おうと思う」と強調した。
以下、ベント監督との一問一答。
―トルクメニスタン戦に向けてどのように準備してきたのか。
我々が続けてきたスタイルの準備をしっかりと進めてきた。勝利という目標を必ず成し遂げたい。
―東京五輪世代の3人(ウォン・ドゥジェ、イ・ドンギョン、ソン・ミンギュ)に対する計画は?
3人ともほかの選手と同様に考慮している。必要に応じて判断し、出場を決める予定だ。差別化された計画はない。
―欧州組のコンディションがどうか。
欧州組の場合、それぞれプレーするリーグごとにシーズンが終了した時期が違う。各選手のプレータイムも考慮し、それぞれに合った管理をしなければならない。練習での様子を見た限りは全般的に体の状態とコンディションは良さそうだ。
―ニューフェイスを起用する可能性はあるか。
最大限チームで準備して試合に臨むことが重要だ。コンディションが大丈夫であり、試合ごとの計画と戦略を立てた際に必要だと判断したとき、出場可能となる。代表が初めてであれ、年齢がどうであれ、我々の判断によって出場することもあれば、出場しない場合もある。
―キム・シンウクの活用法はどうか。
どんな試合であってもさまざまな対処法を準備する。1つのプランではなくさまざまなプランを計画する。選手たちの特徴を活かせば、相手の引いた守備を攻略することも可能だと思う。
―久しぶりの招集だ。別個でチェックしたかった選手はいたのか。
特にチェックすべき選手はいない。一緒にいられなかった時間の中でもずっとチェックをしてきた。久しぶりの完全体なので、チームとしてトレーニングに取り組み、発展をしていってほしい。
―“日韓戦”以降、世論や雰囲気があまり良くないが。
トルクメニスタンとの試合のために集中しており、ほかの部分について考える余裕はない。代表に対する世論や雰囲気に対して異なる意見があることは十分理解している。例え合っていようと間違っていようとその意見は尊重する。ひとまず、トルクメニスタンに勝利することに神経を使おうと思う。
―キム・ミンジェに移籍説が出ている。彼は欧州でも通用する選手だと見ているのか。
それは選手本人がよく知っているはずだ。私は代表チームでの活動に対してのみ言及することができる。(キム・ミンジェが)良い選手ということに対して疑いの余地はない。
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