東京五輪世代による“日韓戦”の実現を韓国メディアも注視している。
【関連】韓国のOA枠は「ソン・フンミン、ファン・ウィジョも候補」
日本メディア『スポニチアネックス』は5月18日、U-24日本代表が来月実施予定の国際親善試合の相手にU-24韓国代表が浮上していることを報じた。
同メディアによると、日本は6月5日にガーナと対戦することが決まっており、12日に韓国戦を実施する方向で調整中だという。
「韓国は3月にA代表が対戦したばかり。今回は世代が違うが、お互いにプライドをかけた注目の一戦となりそうだ」と注目する同メディアは、両国が本大会の決勝トーナメント1回戦で相まみえる可能性があることから、“前哨戦”の意味も含まれていると伝えた。
この報道には韓国メディアも反応。『エックススポーツ・ニュース』は「U-24韓国代表、“潜在的8強相手”日本と親善試合?」と見出しを打つと、『スターニュース』も「五輪代表同士による親善試合での“韓日戦”が6月に行われる見通しだ」と報じた。
なかでも、『スターニュース』は2018年ジャカルタ・アジア大会で実現した当時のU-23韓国代表とU-21日本代表による“日韓戦”を回顧。「当時の韓国は延長までもつれた接戦の末、イ・スンウとファン・ヒチャンのゴールで2-1の勝利を収め、金メダルを獲得した」とし、「U-23代表同士の歴代戦績は、16戦7勝4分5敗で韓国がわずかに上回っている」と伝えた。
一方、U-24韓国代表や韓国サッカー協会(KFA)は以前、6月に実施予定の国際親善試合を韓国国内で行うことを望んでいるとされ、政府との協議を進めていると伝えられていた。
U-24韓国代表率いるキム・ハクボム監督も、4月末の記者会見で「政府が支援してくれることを望む」とし、「6月に強化試合ができなければ7月では意味がない」と切実に訴えていた。
ただ、実際には相手国の隔離免除問題や他競技との公平性が懸念され、5月下旬に差し掛かろうとする今も国内で親善試合を開催する見通しは立っていない。
果たして、東京五輪本大会前に親善試合による“日韓戦”は実現するのだろうか。
前へ
次へ