6月に韓国で集中開催される2022年カタールW杯アジア2次予選グループHの残り試合に、北朝鮮が参加しない意向をアジアサッカー連盟(AFC)に伝えていたことが分かった。
5月3日、韓国サッカー協会によると、北朝鮮サッカー協会が先月4月30日、AFC宛てに公文書を送り、カタールW杯アジア2次予選に参加しないことを明らかにしたことが確認されたという。
北朝鮮が主張する不参加の理由には、新型コロナウイルスに対する憂慮のためという内容が含まれているという。
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北朝鮮は韓国、トルクメニスタン、レバノン、スリランカと同じくカタールW杯アジア2次予選グループHに属している。
アジア2次予選は新型コロナの世界的拡散により再三の延期を余儀なくされ、グループHは今年6月に韓国で残りの予選日程を行う予定だった。
AFCは残りの2次予選試合を従来のホームアンドアウェー方式の代わりに、5月31日から6月15日まで一国に集まって集中的に開催することにし、各国から申し込みを受け付けた。 AFCは去る4月12日、「グループH予選は韓国で開催することにした」と発表していた。
AFCの発表後、韓国が開催地に決まり北朝鮮の訪韓が関心事になっていたが、その後北朝鮮は特別な反応を示さなかった。
しかし、4月6日に北朝鮮が新型コロナを理由に今年7月に開幕予定の東京五輪への不参加を表明。W杯2次予選の出場も不透明な状況だったが、結局はサッカーW杯予選も新型コロナを理由に参加しないことを決めた。予選に参加しないということはカタールW杯の道が途絶えることでもある。
韓国は2019年10月15日、平壌(ピョンヤン)で北朝鮮とアジア2次予選を戦い、 0-0で引き分けている。
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