米メジャーリーグ、トロント・ブルージェイズのエースであるリュ・ヒョンジン(34)はシーズン2度目の登板日が確定し、セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン(33)はシーズン初登板に向けた準備の最終段階に突入したそうだ。
リュ・ヒョンジンは4月8日(日本時間)、テキサス・レンジャーズを相手にシーズン初勝利に挑戦する。開幕戦では1つの失投で本塁打を浴びてしまったが、東急内容は悪くなかった。
ブルージェイズは開幕ローテーションをリュ・ヒョンジン、ロス・ストリップリング、T.J.ゾイク、スティーブン・マッツ、タナー・ロアークに決定した。このためリュ・ヒョンジン、5番手投手ロアークの翌日にマウンドに立つ。
4月2日、ニューヨーク・ヤンキースとの開幕戦で5.1イニング92球をなげ、2失点している。ヤンキースを相手に勝利投手の権利は得られなかったものの、フォーシームのファストボールは常に90マイル(約144km)以上を維持し、カットボール、チェンジアップ、カーブを織り交ぜた見事な配球を披露。まだコンディションが上がりきっていない開幕戦の登板としては、充分合格点を与えられる投球内容だった。
リュ・ヒョンジンの次の相手は、チームをリビルディング中のレンジャーズだ。今季の開幕試合では計25失点しており、開幕カードのカンザスシティ・ロイヤルズに完膚なき完敗を喫している。
【関連】 レンジャーズが“2試合25失点”、傘下のマイナーに所属する韓国人投手の昇格も早い?
反面、ブルージェイズは2年連続でポストシーズン進出を狙っているチームだ。リュ・ヒョンジンはこれまでレンジャーズとは一度も対戦したことがないが、チーム状況が有利に働く可能性が高い。レンジャーズ本拠地のグローブライフ・フィールドに慣れることができれば、リュ・ヒョンジンの多彩な投球術は、レンジャーズ打線にとって脅威となるはずだ。
レンジャーズの投手陣が崩壊しているという点も、ブルージェイズ打線にとって喜ばしい事実だろう。どの対戦相手よりも勝利の可能性が高いチームと言っても過言ではないはずだ。
キャンプ期間中に背中の痛みを発症し、やや出遅れたセントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョンは、7日にシミュレーションゲームに臨む。カージナルスのマイク・シルト監督は4日、地元メディアとのインタビューで、「キム・グァンヒョンが3日後にマウンドに立つ」と明言しており、この実戦で問題がなければ、近いうちにチームに合流するものと見られる。
先発陣の一角として開幕を迎えることはできなかったが、復帰後の先発陣入りは確定したも同然だ。シルト監督は昨年、8試合39イニング3勝0敗、防御率1.62で活躍したキム・グァンヒョンを早くから先発に入れていた。
カージナルスは9日から15日までホームでのゲームを行う日程だ。キム・グァンヒョンが7日のシミュレーションゲームを成功で終えることができれば、ホームゲーム期間中セントルイスに移動し、1軍と合流する可能性が高い。
早ければ4月中旬に行われるワシントン・ナショナルズとのホーム戦、またはフィラデルフィア・フィリーズとのアウェー戦での先発登板が、今季の初試合になる見通しだ。
前へ
次へ