女子サッカー韓国代表は現在、中国と対戦する東京五輪アジア最終予選プレーオフに向けた準備のため、3月22日から坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)でトレーニングを行っている。
来る4月8日にホームの高陽(コヤン)総合運動場で第1戦を行い、第2戦はアウェーの蘇州(スージョウ)オリンピックスポーツセンターで戦う。
韓国を率いるコリン・ベル監督は今回、トレーニングに国内WKリーグ組をはじめ、海外組や大学生など計28人を招集した。
プレーオフではメンバーが計20人に絞られる。ベル監督は「トレーニングで良い印象を残している選手を選抜する。パワーとスピード、素早い判断力と理解力を中心に見ている。高強度のトレーニングでは賢い頭が必要だ」と、選抜基準を話した。
現時点でNFCには25人の選手が集まっている。イングランドのFA女子スーパーリーグでプレーしているFWチ・ソヨン(30、チェルシーFCウィメン)、MFチョ・ソヒョン(32、トッテナム)、FWイ・グムミン(26、ブライトン)の3人がまだ合流できていない。
韓国サッカー協会(KFA)は彼女らが所属する各チームと協議し、代表招集の同意を得た。現在は合流時期を調整しており、近いうちに正式な日付が確定、チームに合流するものと見られる。
韓国政府の方針により、通常であれば海外入国者は2週間の隔離期間を過ごさなければならない。だが、チ・ソヨンら3人は今夏の東京五輪出場を準備している選手であるため、別途の隔離を設けず、新型コロナウイルス感染症検査で陰性反応が出れば、すぐ代表チームに合流するものと見られる。
昨年には男子テニスのクォン・スンウ(23)がオリンピック出場権確保など公益目的での海外訪問が認められ、自主隔離の対象から除外された。女子サッカー韓国代表の海外組も今回、同様の手続きを踏む見通しだ。
KFA関係者は「まだ確定していないが前向きに協議している。すでに先例があり、オリンピック出場という確実な名目もあるため、隔離免除を受ける可能性もある。できるだけ早くチームに合流できるよう、所属チームとの議論を進める計画だ」と明らかにした。
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