ザ・ホンダクラシック前年度王者イム・ソンジェ、タイトル防衛に自信「難しいコースは好き」

米国男子ツアーに参戦中のイム・ソンジェ(22)が、自身初のタイトル防衛を前に意気込みを語った。

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来る3月18日(日本時間)から21日にかけて、米フロリダ州のPGAナショナル・チャンピオンコースで米国男子ツアーの「ザ・ホンダクラシック」が行われる。

小平智(31)や石川遼(29)ら日本勢も出場するこの大会で、イム・ソンジェがタイトル防衛に挑む。イム・ソンジェは昨シーズンの同大会で通算6アンダーの「274」をマークし、米国男子ツアー出場50大会目にして韓国勢7人目となる優勝を達成していた。

(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)イム・ソンジェ

イム・ソンジェは米国男子ツアーの大会直前インタビューに応じ、「昨年は優勝してすぐ次の大会(アーノルド・パーマー・インビテーショナル)でも3位に入賞するなど良い流れに乗ったが、新型コロナによってツアーが中断されて残念だった」とコメント。

「今シーズン序盤はコンディションがあまり良くなかったが、最近は良くなっている。ディフェンディングチャンピオンとして出場するため、より大きな意味のある大会だ」と語った。

今シーズンここまでの16大会で予選落ちを経験しているイム・ソンジェ。「ラウンドごとに起伏があるのが残念だ。心理的に楽に試合をできれば、(コンディションは良いので)4日連続で良いスコアを出すのに役立つと思う」と不調の原因を話すと、「今大会も同じように準備した。優勝した記憶があるコースで行われる大会なので、ミスなく良いパフォーマンスを発揮したい」と優勝への意欲を示した。

「個人的に難しいコースが好き。なぜなら…」

イム・ソンジェは、去る15日に終了した「ザ・プレーヤーズ選手権」で“欲張りは禁物”であることを身に染みて実感した。

彼は同大会、第2ラウンドを終えて5位タイに浮上するなど優勝のチャンスをつかんでいたが、第3ラウンドで5打を失い中位圏に転落してしまった。結局、最終ラウンドで巻き返しに成功し、なんとか17位タイでフィニッシュしていた。

イム・ソンジェは「第3ラウンドではあまりに欲張りすぎた。いつもは落ち着いてプレーするスタイルなのに、その日に限ってすごく焦っていた。リズムが急では何もかもダメになる。最終日に挽回できたことは良かったが、ミスを繰り返してはならない」と気を引き締めた。

「ザ・ホンダクラシック」が行われるPGAナショナル・チャンピオンコースの15~17番ホールは、通称“ベアトラップ”として知られる米国男子ツアー屈指の難所だ。それでも、イム・ソンジェは「個人的には難しいコースが好きだ。“ほかの選手と違って自分はミスをしない”という自信があるからだ」と話す。

イム・ソンジェは「ここは風が強いコースでグリーンも硬い。ショットの精度が重要だ」とし、「3月にフロリダに来るといつも自信が生まれる。ほかの人にとっては難しいだろうが、自分とはよく合うコースのようだ」と強調した。

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