観客数が60%も増加!! 韓国Kリーグに“絶好の機会”が訪れた理由
ロシアW杯からアジア大会へとつながった韓国代表の人気が、Kリーグにも波及したという解釈が可能だ。
事実、第28節を控えてプロサッカー連盟と各クラブは、前売りからその熱気を感じていた。プロサッカー連盟には団体観戦の問い合わせが殺到し、仁川ユナイテッドの場合、開幕戦以上の熱気に公共交通機関を利用してほしいと公示を出すほどだった。観客数の集計データを見ると、関係者らの対応が間違っていなかったことを確認することができる。
一般的に国家代表チームへの関心は海外組に集中するが、サッカーに対する大衆の全般的な認識が変わり、Kリーグが特需を享受していると考えられる。Kリーグ関係者は「韓国代表ではソン・フンミンやイ・スンウ、キ・ソンヨンのようなスターたちがスポットライトを浴びる。それに比べてKリーグの選手たちは、それほど目につかなかったことは事実だ。ただ現在の熱気は、スター選手に対してというよりも、サッカーを見る視線が変わったといえるのではないか」と説明した。
問題は持続性だ。流れが来ているときは、その流れに乗って本流を作り上げなければならない。
新しいスターを発掘し、興味深い試合で観客の心をわしづかみすることが重要だ。Kリーグは昇降格制度の導入後、失点しないためだけの守備サッカーが増えて、試合の楽しさが落ちたという指摘を受けている。全体的に退屈だという評価も続いている。今回の機会を生かすために、積極的に攻撃する華やかなサッカーでKリーグのイメージを変える必要がある。
現在のような機会は、なかなか訪れない。だからこそ、全力で生かすべきだ。
(構成=呉 承鎬)