カタール-イラクの勝者と対戦することになるが、2022年ワールドカップ開催国のカタールは今大会3戦全勝、10得点・無失点という完璧な試合を見せている。ストライカーのアルモエズ・アリアルは7ゴールを決めており、得点王候補となった。
イラクもグループリーグでイランと引き分けるなど、ホームグラウンドのような中東の利点を生かして戦っている。それでも客観的な戦力で、韓国が両チームに及ばないところはない。
韓国は歴代のアジアカップで、決勝までの道のりがあまりにも困難だった。
1996年から2011年まで5大会連続で、準々決勝はイランと死闘を繰り広げた。イランに勝ってもベスト4で力尽きた。4年前のオーストラリア大会では、イランや日本と対戦することなく決勝戦に進んだが、開催国オーストラリアに延長戦の末に敗れた。
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今回は違う。頂点まで走り切るチャンスを掴んだ。ベスト16はドバイで行われるが、以降は決勝戦までアブダビで試合が行われる。移動が少なく、体力の消耗も抑えられるオマケつきだ。
59年ぶりの優勝への道は開けている。