合流する前にプレミアリーグで勢いづいたパフォーマンスを見せつけ、自信に満ちているソン・フンミンの合流は、他の選手の負担を減らすのに十分だった。
何より相手の守備がソン・フンミンの牽制に注意を払っていたため、ファン・ウィジョやファン・ヒチャンに多くのスペースが生まれた。ファン・インボムはこれを積極的に活用した。
ソン・フンミンが得たPKのキッカーを務め、先制ゴールを挙げたファン・ウィジョは、左右を問わずシュートを試みた。
また、狭い空間でソン・フンミンとワンツーを交わし、余裕が感じられた。
ファン・ヒチャンも相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれたが、ファン・ウィジョのヘディングパスから右足でボレーシュートを放ったり、ソン・フンミンと約束したプレーで単独シュートのチャンスをつかんだりしていた。
動きが回復している様子だった。
U-23とはいえ、アジア大会を通じて似たような戦術を展開した相手に対抗し、ともに克服した彼らだ。
5カ月前の経験を土台に、退くことのできないトーナメントで、“ファンタスティック・フォー”はベント・コリアの核心となるだろう。
