キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表メンバーが10月5日、坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)に招集された。
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U-23韓国代表は、来る9日と12日に高陽(コヤン)総合運動場で行うA代表との親善試合2連戦に向け、NFCで調整を進める。
U-23韓国代表は今年1月のU-23アジア選手権で優勝して以来、約9カ月ぶりに集結した。キム監督はこれまでKリーグ1部、2部と広く選手を観察して回っていたが、ついに招集が実現した。キム監督は「活力を感じる。“生きているんだ”という感覚がある」と、代表招集に満足感を示した。
9カ月ぶりの招集で“兄”にあたるA代表と一戦交えられるのは、来年に東京五輪を控えるU-23韓国代表にとって貴重な経験となる。A代表の方が戦力で優位に立っているからこそ、学べることも多いはずだ。
キム監督は「多くの助けになる。あらゆるきっかけを生み出せる試合になるはずだ」とし、「とても久しぶりに強化試合を行うことになる。選手たちもときめく気持ちを抱いているはずだ。この間、試合に対するのどの渇きも癒せるだろう」と述べた。
ただ、U-23アジア選手権MVPに輝いた元アビスパ福岡ウォン・ドゥジェ(23・蔚山現代)はじめ、イ・ドンギョン(23・蔚山現代)、イ・ドンジュン(23・釜山アイパーク)ら3人の主力メンバーがA代表に招集された。
キム監督としては、昇格を祝う一方で戦力面で少し惜しく感じる部分もあるだろう。
キム監督は「中心選手が(A代表へ)渡った」としつつも、「ピッチ上ではボールがどこに転がるかはわからない。兄のようにはできなくても、弟たちは何かを見せてくれるだろう。良いパフォーマンスを発揮し、ファンの皆様の期待に応えられるよう頑張りたい」と自信を示した。
既存のメンバーに加え、ソン・ミンギュ(21・浦項スティーラース)やイ・グァンヨン(21・大邱FC)ら新たに合流した選手たちも注目を集めている。
キム監督は「すべての選手が代表チームの貴重な人材だ。我々は個人よりもチームで対決するつもりだ。そうすれば、上手くできる選手も出てくるのではないだろうか。すべての選手に期待を寄せている」と強調した。
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