カバディもジャカルタ・アジア大会で男子代表が銀メダルに輝いて一時関心を集めたが、大会後に何かが変化することはなかった。大韓カバディ協会関係者は「スポンサーを調べている状況だが、難しいのが現実だ」と話した。
何よりカバディは、大韓体育会の正式加盟団体として承認されなかった準会員団体であるだけに、今回の大会を控えて鎮川(ジンチョン)選手村に入村して練習できなかった。釜山に本部を置く大韓カバディ協会は現在、東亜大学の助けを得て学校の体育館で練習中だ。しかしそれさえも授業のない時間にだけ可能で、選手たちの練習環境は劣悪な状況だ。
カバディ選手の厳しい現実は、不足した協会運営から始まった。カバディ協会は、大韓体育会から支援されている訓練費用は10カ月分だけで、選手たちの懐事情は充分ではない。大韓体育会も政府から予算を割り当てられて各団体に支援していることから、問題を解決する方法も定まっていないのが現実だ。
不人気種目の劣悪な現実を打開する方法を探すためには、各団体の利害関係者が顔を突き合わせて最善の方法を模索するしかない。そうしてこそ、4年ごとに繰り返される不人気種目のもどかしい現実を改善できるはずだ。
(構成=呉 承鎬)