BTS(防弾少年団)が新曲『Dynamite』で韓国人アーティスト史上初の米ビルボード「HOT100」チャート1位を獲得し、世界中にその名をとどろかせた。
【注目】BTSが新曲『Dynamite』に込めたメッセージとは?
偉業を達成したBTSのことを世界各国のメディアも絶賛している。最近では文在寅(ムン・ジェイン)大統領も公式SNSを通じて祝福のメッセージを伝えた。
そんなBTSを愛するファンはスポーツ界にも例外なく存在する。世界各地のスター選手の中には、BTSファンを自負する選手も多い。
ワールドカップで日本代表と対戦したサッカーコロンビア代表ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)は以前、バイエルン・ミュンヘン所属時にクラブ公式SNSを通じてJIMIN(ジミン)の誕生日をお祝いするメッセージを投稿し、話題を呼んだ。
ほかにも、元サッカーイングランド代表ピーター・クラウチは自身が熱烈なBTSファンであることを公言。過去には、SNSでJ-HOPEとのツーショットが公開されたこともあった。
元サッカーフランス代表ジブリル・シセは以前、訪韓時にBTSグッズを大量に購入し、BTSの大ファンである娘にプレゼントした。当時、「私の娘がBTSの大ファンだ。韓国に来てBTSをたくさん買った。娘はJIMINのファンで、“彼がいないと生きていけない”と言っている」とシセは語っていた。
ドイツサッカーの名門バイエルン・ミュンヘンも最近、BTSの曲の歌詞を引用したことで話題となった。
バイエルンは欧州クラブの頂点を決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝を決めた直後、クラブ公式SNSで優勝セレモニーを行う選手たちの写真とともに、「Cause I、I、I'm in the stars tonight。So watch me bring the fire and set the night alight(今夜、僕は星の中にいる。僕の火花でこの夜を明るく照らすのを見守って)」という文章を記した。
このフレーズはBTSの新曲『Dynamite』の歌い出しの歌詞だ。バイエルンはクラブ通算6回目のCL優勝の喜びを、BTSの歌詞を通じて表現していた。
また、サッカー日本代表の南野拓実が所属するイングランド・プレミアリーグのリバプールとの縁も興味深い。去る2017年に発売されたBTSのアルバム名が『WINGS外伝:You Never Walk Alone』だったのだが、リバプールの代表的な応援歌『You’ll Never Walk Alone』と題名が似ていることから話題となったのだ。
当時、SUGA(シュガ)は「意図したわけでは無いが、調べてみるとリバプールの応援歌のタイトルだった。これからはリバプールのファンになる」とコメントしていた。
その2年後の2019年、BTSはイギリスにある“サッカーの聖地”ウェンブリー・スタジアムでヨーロッパツアーの初公演を開催した。あいにく当時はリバプール対トッテナムのCL決勝も被っていたが、公演は完売を記録した。
米メジャーリーグにもBTSの人気を実感できるエピソードがある。
SUGAが昨年5月にロサンゼルス・ドジャースの投手リュ・ヒョンジン(現トロント・ブルージェイズ)が先発登板する試合を現地観戦した際、公式サイト『MLB.com』がSUGAを「世界最高のポップスターの一人」と絶賛し、「ユンギ(SUGA)がリュ・ヒョンジンのユニホームを着てドジャースの試合を観戦した」と伝えていた。
また、リュ・ヒョンジンが試合中に相手打者を三振に仕留めたときには、BTSの『Idol』が流れたりもした。
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