勝つには勝ったが、失ったものが多かったフィリピン戦。韓国の“不安材料”とは

フィリピン戦で先発出場したキ・ソンヨン(ニューカッスル)は後半10分、相手ペナルティーエリア内で倒れた。

医療陣がグラウンドに投入され、選手本人が右太ももの筋肉に異常を訴えながら、交代を要求した。キ・ソンヨンは治療のためにグラウンドを出た後、すぐに交代となり、試合直後には地元の病院で精密検査を受けた。

キ・ソンヨンは代表最多のAマッチを経験したベテランだ。現在の韓国代表において、事実上のリーダーの役割を果たしており、彼の抜けた穴は想像もできない。微細な筋肉の損傷であれば幸いだが、長期離脱が生じる負傷となれば、韓国は甚大な打撃を受けることになる。

いずれにしてもアジアカップ初戦となったフィリピン戦は、韓国とって得たものと同じくらい、失ったものの多い試合となった。

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