ボルチモア・オリオールズ戦で好ピッチングを披露したトロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジンに絶賛が相次いでいる。
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リュ・ヒョンジンは去る8月18日(日本時間)のオリオールズ戦で6イニングを投げ、4被安打3奪三振1失点でオリオールズ打線を封じ込めた。
オリオールズ率いるブランドン・ハイド監督はサウスポーのリュ・ヒョンジンに対し右打者中心の打線を組んだ。しかし、4回のペドロ・セベリーノの適時打で1点を返すのが唯一だった。開幕から上々の結果を残していたオリオールズとしては、物足りなさの残る一戦だったはずだ。
ハイド監督は「我々はリュ・ヒョンジンがどんな球をどこへ投げるかわからなかった。彼は右打者に対し本当に強かった。右打者相手にどこに投げればいいかをわかっている選手だ。我々の打者がジャム(jammed)されるのを見たはずだ」とリュ・ヒョンジンを絶賛した。
ブルージェイズ率いるチャーリー・モントーヨ監督も、「経験豊富なリュ・ヒョンジンだ。本当に素晴らしいピッチングをしてくれたし、我々の勝利の力となった。チームは2本のホームランを放ったが、先発リュ・ヒョンジンの好投が勝負を決めた」と評価した。
トロント地元メディアもリュ・ヒョンジンを称賛した。
『トロント・サン』は「リュ・ヒョンジンの投球とランドル・グリチェクの打撃がブルージェイズに火をつけた」と見出しを打つと、彼のピッチングを「狡猾」という意味の“The crafty”と表現。
「リュ・ヒョンジンは、メジャーリーグでいま最も勢いのあるオリオールズ打線を封じ込めるスタイルで攻略した。球速はまだ上がってきていないが、自身が望むスポットに投げて試合を支配し、オリオールズ打線に11個のゴロを誘発した。7回表に追加点を挙げ、投球数86球の6イニングでピッチングを終えた」と伝えた。
専門局『MLBネットワーク』も、ブルージェイズ対オリオールズ戦のハイライトを紹介しつつ、リュ・ヒョンジンの好投に着目。2勝を挙げ防御率1.06を記録した直近3試合と、防御率8.00を記録した最初の2試合を比較した。
同局で2020シーズンのリュ・ヒョンジンのピッチングが大きく取り上げられたのは、今回のオリオールズ戦が初めてだ。
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