2025年シーズンの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーが終了した。史上最大規模の賞金総額約346億ウォン(日本円=約36億円)、全31大会におよぶ1年間の戦いで輝きを放ったゴルファーは一体どの選手だろうか。
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まず、2025年の韓国女子ツアーで“最高の活躍”を見せた選手にはユ・ヒョンジョ(20)が挙げられる。
プロ転向1年目の昨季にメジャー大会「KB金融スターチャンピオンシップ」優勝で新人王に輝いた彼女は、今季も同大会を制覇。韓国女子ツアー史上初めて、ルーキーイヤーから2年連続でメジャー大会の王座を守った選手となった。
ほかにも準優勝3大会、3位3大会を含む計19大会でトップ10入りし、年間MVPに相当する「大賞」受賞を残り1大会時点で早期に確定。前年度の新人王が翌年の大賞に選ばれる史上7人目の選手となり、さらには2021年シーズンのジャン・ハナ(33)以来4年ぶりに「60台」で平均ストローク賞を獲得。まさに今季No.1級のパフォーマンスでギャラリーを沸かせた。
ただ、大賞以外の主要タイトルはシーズン終盤まで競争が続いた。特に賞金ランキング、新人王、最多勝では熾烈な首位争いが展開され、最終戦でようやく各タイトルの受賞者が決まった。
賞金女王には総額13億4152万3334ウォン(約1億4285万円)のホン・ジョンミン(23)が選ばれ、自身初の同タイトル獲得に成功した。2位はノ・スンヒ(24)で13億2329万9754ウォン(約1億4091万円)、3位はユ・ヒョンジョで12億7780万2481ウォン(約1億3607万円)、4位はパン・シンシル(21)で11億4693万1420ウォン(約1億2212万円)と、1位から4位までの差がわずか約1億9000万ウォン(約2023万円)という稀に見る接戦となった。
人生で一度だけ受賞のチャンスがある新人王にはソ・ギョリム(19)が選ばれた。今年10月以降の出場大会で準優勝2回、トップ10入り3回とルーキー離れの成績で、合計1468ポイントで次点のキム・シヒョン(19/1393ポイント)、ソン・ウナ(23/1354ポイント)らを抑えた。
なお、最多勝は今年9月の日本ツアーメジャー「ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会」に出場した“パーフェクトバニー”ことイ・イェウォン(22)をはじめ、パン・シンシル、ホン・ジョンミンの3選手が獲得。いずれも大会3勝を収めていた。
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