FCソウルDFキム・ジンスが感じた“町田のサッカー”「我々が知る“日本のチーム”のプレーではない」 古巣・新潟へエールも

9月16日、町田市立陸上競技場ではAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグフェーズ第1節が行われ、FC町田ゼルビアとFCソウルが1-1で引き分けた。

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試合はFCソウルが後半14分にクロアチア人FWマルコ・ドゥガンジッチの得点で先制するも、町田も同35分にDF望月ヘンリー海輝が同点弾をマーク。ともに勝ち点1を分け合う形となった。

FCソウルは13日にアウェイで江原(カンウォン)FCとのリーグ戦を戦い、中2日で町田戦に臨む過密日程。そのため江原戦から先発を5人変更し、主力の半数をベンチスタートとした。

江原戦で1ゴール1アシストを記録したDFキム・ジンスもその一人で、この日は最後まで出場なし。2012~2014年にアルビレックス新潟でプレーしたJリーグ経験者は、ベンチで仲間の戦いを見守った。

キム・ジンス
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)町田戦前日のキム・ジンス

試合後、キム・ジンスは「十分に勝てる試合だったと思います。アウェイゲームでしたが良いパフォーマンスを維持できましたし、勝利を狙える試合だったと思いますが、最後に失点してしまったことが惜しかったです」と90分を総括。町田については「我々が知るような“日本のチーム”のプレーではなかった」と印象を明かし、こう続ける。

「町田はロングボールが多く、フィジカルを重要視するようなサッカーだったと思いますし、今季もJ1リーグで上位を走るチームなのでリスペクトしています。ただ、FCソウルとしては町田を相手に多くのチャンスを生み出すことができたなかで、結果的に得点を一つしかできなかったことが少し悔しいです」

かつてJ1通算66試合に出場し、ACLでも浦和レッズや横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、柏レイソルなど多くの日本勢と対戦したキム・ジンスだが、町田の本拠地を訪れたのは今回が初めて。「自分が日本で試合をした経験も多いので、どのJリーグのチームもサポーターの方々が情熱的な応援を披露することはよく知っていますが、町田もかなり印象的でした」と町田サポーターの熱気にも言及した。

キム・ジンス
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ジンス

同日は新潟時代のチームメイトである町田GK守田達弥とも再会を果たしたキム・ジンス。自身がプロデビューした“日本の古巣”について質問すると、次のような答えが返ってきた。

「新潟のニュースは常に見ています。自分がプロとして第一歩を踏み出したチームですし、そのようなチームだからこそ、いつも頑張ってほしいと思っています。ただ、サッカーというスポーツは良い時もあればそうでない時もありますし、良い状態だけが続くとは限りません。新潟にはJ1に居続けてくれることを当然願っていますし、これからもっと良いサッカーをして、もっと良い順位にいられるよう、自分も応援し続けたいです」

そして最後、「新潟サポーターの方々がSNSを通じて多くのメッセージを送ってくださるので、自分のことを応援してくださっていることを実感しています。自分も新潟のことを応援していますし、チームの近況がどうなのかも常にチェックしているので、頑張ってくれることを願っています。ファンやサポーターの方々も、最後までチームを応援し続けてくださればと思います」と新潟ファン・サポーターに向けたメッセージを伝え、ミックスゾーンを後にした。

(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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