同意なく性行為撮影の元G大阪ファン・ウィジョ、裁判で“W杯への未練”訴えるより先にすべき被害女性への“謝罪と責任”

元ガンバ大阪の韓国人FWファン・ウィジョが2026年北中米ワールドカップ出場の可能性を訴え、控訴審で減刑を求めている。

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『news1』などの韓国メディアが6月21日に報じたところによると、ファン・ウィジョは先月、ソウル中央地裁・刑事控訴1-3部に対して93ページに及ぶ控訴理由書を提出した。その中で、彼は国家代表としての自身の国威宣揚を強調し、情状酌量を訴えたと伝えられている。

現在、ファン・ウィジョは女性2人の同意なく複数回にわたって性行為中の映像を撮影、またビデオ通話を録画した容疑で裁判にかけられている。被害者A氏とは示談金の名目で2億ウォン(日本円=約2129万円)を供託したことで不起訴の意向を得たが、もう一人の被害者B氏は合意を拒否しており、厳罰を求めている。

ファン・ウィジョが果たすべき謝罪と責任

事件の発端は2023年6月。自らを「ファン・ウィジョの元恋人」と名乗る女性C氏が、SNS上に「国家代表サッカー選手ファン・ウィジョの私生活」と題する投稿を掲載し、ファン・ウィジョ本人および女性が映った映像や写真を拡散した。これは被害女性への深刻な二次加害にあたる違法行為として大きな波紋を呼んだ。

ファン・ウィジョ側は当初疑惑を否定していたが、その後被疑者の身分となり警察の捜査を受けた。警察はファン・ウィジョの携帯電話を押収、デジタルフォレンジックを行うなど、違法撮影容疑の捜査を続けた。

さらに、「元恋人」を名乗ったC氏がファン・ウィジョの実兄の妻であることが明らかになり、世間に衝撃を与えた。C氏はその後、2023年9月に懲役3年が最高裁で確定している。

はじめは元恋人と“真実攻防”を繰り広げていたファン・ウィジョだが、突如として主張を変え、捜査の末に容疑を認めた。検察は「(ファン・ウィジョが)公訴事実を認めたとしても、裁判が始まる前までは一貫して否定してきたので、心の底から反省しているかが疑問だ」とし、懲役4年を求刑した。

ファン・ウィジョ
(写真提供=OSEN)ファン・ウィジョ

ただ、1審では求刑より軽い懲役1年、執行猶予2年の判決が下された。

1審の執行猶予判決を不服としたファン・ウィジョは、2審で提出した控訴理由書において自らを「大韓民国の看板ストライカーであり、先輩だ」と表現。来年2026年に開催される北中米ワールドカップ出場の思いを伝えるとともに、「後輩にノウハウを伝達するだけでなく、代表チームの中心として柱となる役割を果たさなければならない」と主張した。

また、「1審の刑が確定すれば、自分の国家代表キャリアがこのまま終わることになる」と強く訴えた。

ファン・ウィジョ側の弁護士も19日の2審初公判で、「被告人ファン・ウィジョは反省しており、被害者と合意もした。幸いにも、(流出した)写真から被害者が特定されなかったため、被害の程度も多少なりとも少ない方だ」と弁護。ファン・ウィジョがこれまで韓国代表として献身してきた点を考慮すると「刑が重すぎる」と抗弁した。

もっとも、法廷の判断基準はゴールの決定力でもAマッチ記録でもない。すべて法律に基づいている。それでも、ファン・ウィジョは「自分は代表選手だった」という事実を訴え続けている。

今回の事件は単なるスキャンダルではない。映像流出によって二次加害が発生した。加害者は著名な代表選手だった“公人”だ。

また、「ファン・ウィジョの元恋人」を名乗った人物が彼の親族であり、映像はSNSを通じて拡散され大衆の怒りを買った。その波紋は被害女性にとっても致命的だった。

依然としてW杯出場を夢見るファン・ウィジョだが、韓国サッカー協会の規定では実刑が確定した場合は5年間、執行猶予の場合は2年間、代表資格が停止となる。

次回の公判は来る7月24日に予定されており、そこで弁論が終結する見通しだ。仮にファン・ウィジョの控訴が退けられた場合、彼が再び代表ユニホームを着る道は事実上閉ざされる。

ファン・ウィジョは今、ピッチではなく法廷ですべてを証明しなければならない。韓国代表復帰を目指すよりも重要なことは、傷ついた被害者たちに心からの謝罪と責任を果たすことだ。

だからこそ、サッカー選手としての貢献や実績だけを主張するのではなく、公人として責任をまっとうしなければならない。

(記事知恵郷=OSEN)

◇ファン・ウィジョ プロフィール

1992年8月28日生まれ。韓国・全羅北道出身。身長185cm。大韓民国のサッカー選手で、元サッカー韓国代表。2013年に韓国Kリーグの城南一和天馬でデビューし、2017~2019年はJリーグのガンバ大阪でプレー。J1通算59試合23ゴールを記録し、2018年はJ1年間ベストイレブンに選ばれた。2019年夏にボルドー移籍を通じて欧州進出を果たし、2022年夏にノッティンガム・フォレストへ移籍。レンタルでオリンピアコス、FCソウル、ノリッジ・シティ、アランヤスポルでプレー。2024年夏にアランヤスポルへ完全移籍加入し、2024-2025シーズンはリーグ戦30試合7ゴール1アシストを記録した。

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