G大阪ファン・ウィジョが1カ月ぶりの“J復帰”に言及。「チームの状況が良くない…」
パウロ・ベント監督体制で初めてスタメン出場のチャンスをつかんだファン・ウィジョ(ガンバ大阪)が、得点を挙げられなかったことに対する悔しさを滲ませながら、10月にはもっと発展した姿で代表チームに選ばれたいと話した。
ベント監督率いる韓国代表チームは9月11日、水原ワールドカップ競技場でチリと親善試合を行い、0-0で引き分けた。主導権をチリに渡し、簡単ではない試合となったが、失点せずによく耐え、敗北を免れた。
ファン・ウィジョはこの日、代表チームのワントップでスタメン出場し、後半13分にチ・ドンウォン(アウクスブルク)と交代するまでピッチを走り回った。
アジア大会の金メダルメンバーであるファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)、ソン・フンミン(トッテナム)と呼吸を合わせたが、活発な動きと素早いパスワークのなかでも、これといったゴールチャンスをつかめなかった。
ファン・ウィジョは試合後、ミックスゾーンで行ったインタビューで、「アタッカーが守備にたくさん加担し、圧迫から脱しようととした。ビルドアップを多くしようと努力したが、うまくいかなった点もある。それでも無失点で終われて満足している」と伝えた。
「ガンバ大阪の状況が良くない」
ファン・ウィジョは、ジャカルタ・アジア大会で絶頂のゴール感覚を見せ、代表チームの金メダル獲得に大きく貢献した。
アジア大会での活躍を受け、久しぶりにA代表に選ばれたが、期待されたゴールは挙げられなかった。
ファン・ウィジョは、「最大限、アジア大会のときと同じく準備しようとした。アジア大会を通じて自信を得たが、もっと多くのチャンスが訪れると思ったからか、今回の試合が残念でもある」とし、「監督がビルドアップを重要視している。相手が最前線からプレスをかけてきたから、前線までうまくボールが渡らなかった。これからもっと細かい部分を詰めていかなければならないだろう」と明かした。
アジア大会と9月のAマッチ2連戦で所属チームを1カ月間離れていたファン・ウィジョは、所属チームではアップグレードされた姿を見せるという意志を語った。
「空白が長かった。チームの状況が良くないため、もっと良い姿を見せならないようだ」
(構成=李 仁守)