「私が当時も言ったはずだ。“ファン·ウィジョがアジア大会で活躍したらどうするか”と。 人脈サッカーだどうかとの論争が起こったときのことだ。
当時は紛れもなくキム·ハクボム監督がファン・ウィジョを必要な戦力だと思って選んだわけだが、そうした(無分別な)非難は正しくなかった。
ストライカーというものは、何のきっかけを通じて成長すれば感覚が研ぎ澄まされていく。今のファン・ウィジョがまさにそうだ。積極性とスペースを突く動きが良い。
特に動きながらボールをトラッピングしたあと、無理な動きをしない。 それが常に相手にとっては脅威となっているはずだ」
1990年代に韓国代表のストライカーとして活躍したファン・ソンホン(元FCソウル監督)やキム・ドフン監督のように、ターゲット型ストライカーの“手本”と評価されるファン・ウィジョ。キム・ドフン監督は「私たちの時代には、ウィジョのようにゴールを量産できる選手はいなかった」と笑いながら、最後にこんなことを語った。
「ウィジョは日本を離れて、欧州に行かなければならないのではないか」と。