日本破りプレミア12優勝の台湾に韓国が自虐「台北惨事は異変じゃない。アジア3番手に転落した」

韓国代表の“台北惨事”は異変ではなかった。

【写真】韓国野球チア、“こぼれ落ちそう”なスイムウェア姿

台湾が日本を下してプレミア12初制覇を果たしたことで、韓国野球はアジア3番手に転落した。もはや国際大会で簡単な相手はいない。

台湾代表は11月24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」決勝で日本代表に4-0と完勝し、同大会初優勝を成し遂げた。

台湾は歴代のプレミア12において、2015年の第1回大会は1次ラウンドで敗退、2019年の第2回大会はスーパーラウンド5位で敗退と苦い思いを味わってきた。

しかし今回、第3回大会で世界ランキング1位の日本を破り、トップに立った。また、日本の国際大会連勝記録を「27」でストップさせた。

勝負所は、0-0で迎えた5回表だった。先頭打者のリン・ジャーチェン(27)が、東京ドームを本拠地とする読売ジャイアンツのエース戸郷翔征(24)相手に先制となる右越えソロ本塁打を放ったのだ。

その後もチェン・チェンウェイ(26)が右前安打、リン・リー(28)が四球で出塁して一死一、二塁としたなか、台湾キャプテンのチェン・ジェシェン(30)が痛烈な右越え3ラン本塁打を放ち、勝利を自国に大きく引き寄せた。

岡山県共生高校出身のチェン・ジェシェンは、オープニングラウンド初戦で韓国先発投手のコ・ヨンピョ(33)から2ラン本塁打を打った選手だ。

投手陣も日本の強力打線を無失点でシャットアウトした。韓国戦でも先発登板したリン・ユーミン(21)が4回1被安打、2四球、3奪三振、無失点を記録すると、ジャン・イー(30)が3回2被安打、3奪三振、無失点、元横浜DeNAッベイスターズ、千葉ロッテマリーンズのチェン・グァンユウ(34)が1回2奪三振、無失点、リン・カイウェイ(28)が1回1被安打、無失点と“好投リレー”を披露した。世界1位の日本打線は、一枚下と思われていた台湾に4安打・無得点の沈黙に終わる屈辱を味わった。

リン・ユーミン
(写真提供=OSEN)リン・ユーミン

台湾はこれまで日本はもちろん、韓国にも“1勝の犠牲”とされたチームだ。

韓国は台湾との通算対戦成績で26勝17敗と勝ち越しており、台湾プロ野球全6チームの平均年俸は韓国プロ野球の半分程度だという。

かつて、韓国野球が国際大会で栄光の時期を送ったとき、台湾は“辺境の国”に過ぎなかった。

しかし、この6年間に範囲を狭めると、台湾は決して容易な相手ではなくなった。

韓国は2018年ジャカルタ・アジア大会グループステージで1-2と敗れたのを皮切りに、2019年プレミア12で0-7、2023年杭州アジア大会グループステージで0-4と完敗を喫した。

杭州アジア大会決勝は2-0、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップのグループステージは6-1で韓国が勝利したが、今回のプレミア12で再び3-6で敗れた。

韓国は台湾との直近6試合の対戦成績で、驚くべきことに2勝4敗と負け越している。

今年9月に発表されたWBSC世界ランキングでも、韓国は台湾の後塵を拝している。日本が世界ランキング1位を着実にキープし、台湾はメキシコと2位タイに並んだ一方、韓国は6位にとどまった。

韓国代表を率いるリュ・ジュンイル監督は、台湾が成長している要因を「台湾は有望株をすべて海外に送る。韓国はそうではない。台湾は少しでも有望な選手がいれば皆海外に送り、国際大会を戦うときに彼らを全員招集する。そのような部分で差があるのではないかと思う。投手が本当に優れていた」と分析した。

台湾代表
(写真提供=OSEN)台湾代表

台湾はプレミア12優勝を果たしたことで、完全に韓国野球の国際大会における“1勝の犠牲”、“甘い相手”ではなくなった。韓国としては、次の国際大会である2026年3月のWBCから、台湾も徹底した戦力分析を通じて臨まなければならない相手となった。

「台湾がサイドスロー投手に弱い」という昔のデータに依存した分析だけで、“サブマリン投手”を先発に送り出すことがこれ以上あってはならない。

(記事提供=OSEN)

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