今こそ、ゴールという結果を残さなければならない。
ミロシュ・コスティック監督体制で立場が好転したシント=トロイデンのイ・スンウ(22)が、ベルギーリーグの名門アンデルレヒトとの試合でゴールを狙う。
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イ・スンウは来る3月16日午前2時(日本時間)、本拠地スターイエンで行われるリーグ第30節の出場を控えている。
最近3試合連続で出場しており、2試合連続で先発出場したイ・スンウは、3月8日に行われたスタンダール・リエージュとの第29節で、ふくらはぎの痛みを訴えて途中交代した。しかし軽傷で、アンデルレヒト戦の出場には大きな問題がないように見える。
イ・スンウはリーグ上半期の不振を乗り越え、下半期から指揮をとるコスティック監督の信頼を受け、出場時間を増やしている。
スタンダール・リエージュ戦では、さらに軽くなった身のこなしで攻撃陣に力を加え、チームが記録した枠内シュート3本をすべて放った。得点は記録できなかったが、イ・スンウは試合を通して攻撃、守備を行き来しながら、積極的なプレーで強い印象を残した。
ただアタッカーである限り、攻撃ポイント(ゴール+アシスト)で自分の価値を証明しなければならない。
イ・スンウはコスティック監督が就任するまで、今季リーグの出場は1試合にとどまっていた。2月24日のヘント戦で60日ぶりにリーグ出場を果たし、以降は3試合連続でピッチを走っている。
あまりに実戦から離れていたため、足に痙攣が来るなどコンディションが正常ではなく、またチームメイトとの呼吸もスムーズではなかった。それでもスタンダール・リエージュ戦では、ある程度の実戦感覚が回復した様子だった。
少しずつ特有の個人技と鋭い動きも戻ってきており、今こそベルギーリーグの初ゴールを狙うべきだ。
対戦するアンデルレヒトはリーグ第29節まで29失点としており、失点の少なさは16クラブのうち、第3位。それだけにしっかりとした守備を誇る。最近3試合でも、失点はわずか1だ。
手ごわい守備を相手に、イ・スンウがどのようなプレーを見せるのか注目に値する。
ちなみに、イ・スンウの最後の公式戦ゴールは、イタリアのエラス・ヴェローナFC時代で、2018年12月30日にまでさかのぼる。1年3カ月近くも沈黙が続いているわけだ。
またシント=トロイデンは現在、リーグ4試合連続で勝ち星がなく(1分3敗)、不振に陥ってリーグ12位(9勝6分14敗、勝ち点33)にとどまっている。
コスティック監督としても、機会を与え続けているイ・スンウの一発が切実だ。
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