「BTSが事務所と対立」の誤報もあったが…韓国で信頼度No.1のニュースキャスターが降板

2019年12月24日 社会

韓国で“最も信頼されるニュースキャスター”とされたソン・ソクヒが、ニュース番組『ニュースルーム』のキャスターを退く。

ソン・ソクヒはその背景を説明し、現在出回っているさまざまな噂を一蹴した。

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ソン・ソクヒは12月24日、JTBC報道局社員に送った手紙のなかで、「キャスター降板の問題は、1年前から会社側と話してきた。経営と報道を同時に行うことは難しいとの判断は、会社も私もしてきたと理解する」とし、来月『ニュースルーム』のキャスターを退く背景を説明した。

続いて、来年3月の社屋移転、4月の総選挙、ドラマ改編時期などをめぐり、降板時期について悩んだが、後任者に早く席を譲って適応するようにしようという判断に基づいて、来る1月2日を最後にキャスターから降板すると説明した。

ソン・ソクヒは、後任者に指名されたソ・ボクヒョン記者に対して、「とても遠慮して困難も多かったが、私が押し通した。後任者を励まし、応援しながら一緒に進まなければならない。彼の力になってほしい」と伝えた。

ソン・ソクヒ

またソン・ソクヒは、総選挙出馬説やMBC社長支援説について「“チラシ”(各種の噂を盛り込んだ怪文書)は今も熱心に回っている。しかし、ほとんどが陰湿なデマであることを皆さんもよく知っている」とし、「他社移籍説もあるようだが、私は何も提案を受けたことがない」と一蹴した。

ソン・ソクヒは最後に「長いレガシーメディアの遺産といえる私は今、カメラの前から退くときが来た。誰がなんといっても、JTBCは新年から新しい展望を始める」と明らかにした。

なおソン・ソクヒがメインキャスターを務めるのは、新年1月1日と2日、『ニュースルーム』と同時に行われる「新年特集大討論」まで。2日間、それぞれ言論改革と政治改革をテーマに討論を繰り広げることになる。

ソン・ソクヒは1956年6月20日生まれ。1984年にMBCのアナウンサーとして入社し、MBCアナウンサー局局長などを務めた。2013年5月にJTBC入社。JTBCの『ニュースルーム』のメインキャスターを務めながら、報道、時事、教養担当社長を歴任し、2018年11月から代表取締役社長に。JTBCはソン・ソクヒ入社後、地上波を抜いて「最も信頼できる放送社」1位になるなど、飛躍的な成長を遂げたとされる。

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