日本の魚介類の輸入規模が韓国で5カ月連続となる減少傾向を記録した。
韓国関税庁の貿易統計によると、8月の日本魚介類輸入量は1622トンで昨年同月比24.9%減少し、輸入額も781万ドル(約11億5000万円)で34.8%も減少した。
魚介類の輸入量と輸入額は活魚、冷蔵・冷凍魚類、甲殻類、軟体動物などの魚介類をすべて合わせた数字だ。
日本の魚介類の輸入量と輸入額は、今年4月から5カ月連続で減少傾向が続いた。特に東京電力が福島第1原子力発電所の“処理水”の放出を始めた8月の輸入額の減少幅は、今年に入って最も大きかった。8月の輸入額は、新型コロナの時期である2021年8月(757万ドル)以降で最も少ない。
日本の魚介類の輸入規模は今年1~3月に3カ月連続で増加したが、4月から減少傾向に転じた。これに伴い、今年1~8月の日本魚介類輸入量は1万7480トンで昨年同期比11.3%減少し、輸入額は1億107万ドル(約149億3000万円)で2.5%減少した。
一方で日本ビールの輸入は増加傾向が続いている。
8月の日本ビール輸入量は8644トンで、昨年同月比323.7%も増え、輸入額は748万ドル(約11億円)で393.3%急増した。8月の輸入量と輸入額は、日本政府が韓国に対する輸出規制措置を行う直前の2019年6月以来、4年2カ月ぶりの規模だ。
日本政府の輸出規制措置後は韓国国内で不買運動が起き、日本ビールの輸入は大幅に減った。輸入量でみると、2019年9月に4トンまで減少している。
しかし2022年からは徐々に回復傾向を見せ、日本ビールの輸入量と輸入額は2022年5月から今年8月まで16カ月連続で増加傾向が続いた。
現在、大型マートやコンビニにはアサヒ、サッポロ、キリンなどの日本ビールが再び定着している。今年1~8月の日本ビールの輸入量は3万6565トンで、昨年同期比238.4%増えた。
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