日本で開かれているラグビー・ワールドカップにも旭日旗に近い模様が登場したと、ソ・ギョンドク教授が指摘した。
韓国で旭日旗撲滅キャンペーンを繰り広げている誠信(ソンシン)女子大学教養学部のソ・ギョンドク教授とその研究チームは9月20日、東京で開幕したラグビー・ワールドカップで、旭日旗の模様が多様に使用されたという点を指摘し、SNSを通じて情報を受けた事項を9月25日に公開した。
【写真】「サッカー場から旭日旗をなくせ」と叫ぶソ・ギョンドク教授は何者か
ソ教授は「開幕式から競技場内の外国人たちが旭日旗模様の鉢巻をして応援する写真が多かった。また、東京の至るところでも見つかったとネットユーザーが情報提供してくれた」とした。
ソ教授は「西洋人は日本の旭日旗がドイツのハーケンクロイツのような戦犯旗であることをよく知らないため、使ったものと推定される。しかし、このような応援自体を制裁しない主催国の日本がさらに大きな問題だ」と付け加えた。
韓国では、翌年に開催される東京パラリンピックの公式メダル・デザインが旭日旗と酷似しているとして大きな議論を巻き起こした。
ソ教授は「ラグビー・ワールドカップが開かれている日本のみならず、本大会に進出した様々な国で旭日旗デザインを利用した映像や案内板などが製作されたことも確認できた」と話した。
アイルランドの通信会社のひとつであるボーダフォンが作った映像の中にはラグビー・ワールドカップを応援する旭日旗が登場し、英国内のラグビー・ワールドカップ中継を紹介するパブ案内板にも旭日旗が登場するなど、ネチズンの情報提供でわかった。
ソ教授は「こうしたすべての状況について、ラグビー・ワールドカップを主管するワールドラグビーに抗議する予定であり、全世界に全方位で使われている旭日旗をなくすため、さらに積極的な広報を展開していく計画だ」と説明した。
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