11月29日、フランス・パリで開かれた「第171回国際博覧会機構(BIE)総会」の2030年の国際博覧会(以下、2030年万博)競争プレゼンテーション(以下、PT)で、ハン・ドクス韓国国務総理が講演者として登壇した。
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今回のPTは2030年万博の開催国に立候補した国が9月に誘致計画書を提出した以来、初めて実施されたものであり、韓国・釜山のほか、ウクライナのオデーサ、サウジアラビアのリヤド、イタリア・ローマがプレゼンテーションを行った。
今回の韓国のPTは、文化強国としての長所を積極的に活用するなど、過去2回のPTでは見られなかった斬新で果敢な試みを通じて競争国と差別化を図った。
約28分間のPTでは、人類が当面した課題の解決のためのソリューション・プラットフォームとしての釜山を強調し、万博を開催すべき理由を一貫してアピールした。
韓国は「人類共存プロジェクト(Project Coexistence)」に招待された世界の人々が、共に危機を乗り越えていくというストーリーのもと、Netflixシリーズ『イカゲーム』のモチーフと音楽を活用してPTの始まりと各講演者の発表に対する話題を提示し、好奇心を誘うなど、1つのショーでもあるPTを披露した。
また、釜山誘致の広報大使を務めるBTS(防弾少年団)が映像に出演し、「人類共存プロジェクト」の紹介と、2030年万博に対する未来世代の希望と願いを伝えた。