韓国にも新型コロナ治療薬「レムデシビル」が導入される…投薬対象の条件は?

新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」が韓国にも導入される。

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韓国の疾病管理本部は、レムデシビルを輸入するギリアド・サイエンシズ・コリアとの国内導入協議を通じて、医薬品の無償供給契約を締結し、7月1日から国内での供給を開始すると発表した。

レムデシビルは当初、エボラウイルスの治療薬として開発されたが、最近アメリカで行われた初期臨床試験で新型コロナ患者の回復期間を31%(4日)短縮させたという発表が出て注目を集めた。韓国政府は特例輸入手続きを通じて、治療薬を国内に輸入した。

投薬対象はまず、肺炎でありながら酸素治療が必要な重症患者と明らかにした。投薬を受けるためには▲胸部レントゲンやCT画像像で肺炎の所見▲酸素飽和度が94%以下の状態▲酸素治療を受けている患者▲症状発生後10日を経過していない患者という、4つの条件をすべて満たしている必要がある。

チョン・ウンギョン疾病管理本部長は、「レムデシビルの追加物量を確保するためにギリアド・サイエンシズ・コリアと引き続き協力するなど、新型コロナ治療薬の確保に最善を尽くしたい」と述べた。

疾病管理本部は7月まで無償供給量を優先確保し、8月から価格交渉を通じて購入を進める計画だ。

なおギリアド・サイエンシズ側は6月29日(現地時間)、民間医療保険に加入したアメリカの一般的なコロナ患者を治療するために使用されているレムデシビルの価格は、計3120ドル(約34万円)になる予定だと明らかにした。

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