中学生に暴言を吐いて脅迫した容疑で裁判にかけられた、“韓国の美しすぎる議員”ことナ・ギョンウォン元議員の元秘書が、控訴審でも罰金刑を言い渡された。
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6月23日、裁判所によると、ソウル中央地裁・刑事控訴8-3部(部長判事キム・ウジョン、キム・イェヨン、イ・ウォンシン)は、脅迫の容疑で起訴された元秘書パク氏(38)の控訴審で、一審と同じく罰金100万ウォン(約10万円)を宣告した。
裁判所は「(当時の)パク氏の発言は、被害者の立場からすると恐怖心を起こさせる十分な害悪の告知に該当する」とし、「加害の意思がなかったことが客観的に見えにくく、脅迫の意思も認められる」と判断した。
パク氏は2018年5月21日、ナ・ギョンウォン議員の選挙区オフィスで中学生A君(当時15)と通話しながら、A君に「死んでみるか?」などと脅迫性の発言をした疑いをかけられた。
この通話は、チョン・セギュン国会議長の違法駐車の記事をパク氏がフェイスブックで共有した際、A君が「ナ・ギョンウォン議員も過去に違法駐車しているじゃないか」とコメントを書き込んだことで始まった。
パク氏は、A君に電話をかけて「今から捕まえにいく」「死んでみるか?」「この×××が」「学校に行ってやる」などと発言していたことがわかった。
その後、パク氏とA君の通話内容が盛り込まれた録音記録がオンラインに公開され、騒動となった。韓国大統領府のホームページに設置された国民請願掲示板には、パク氏を処罰しなければならないという趣旨の請願文が複数上がったりもした。
これに対してパク氏は謝罪メッセージを残して辞職し、ナ・ギョンウォン議員もフェイスブックに文章を載せて「議員室所属秘書の不適切な言動が原因で被害を受けた当事者の方々に心から謝罪する」とし、「また多くの方々に失望を抱かせたことを残念に思う」と頭を下げた。
A君は当時、パク氏の謝罪を信じることができないと告訴し、捜査機関は2019年11月にパク氏を罰金100万ウォンで略式起訴した。パク氏は1カ月後、そのまま裁判所の略式命令が出ると不服とし、正式裁判を請求した。しかし今回の二審でも、罰金100万ウォンという同じ結論が下された。
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