韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する憲法裁判所の弾劾審判が予定されている本日(4日)、ソウル中心部は事実上の“停止状態”に入る。
憲法裁判所周辺の主な文化施設が軒並み休館し、計16の学校が臨時休校に。地下鉄の一部駅も通過が決まるなど、安全確保のための非常措置が本格化している。
4日11時、憲法裁判所で尹大統領の弾劾審判の判決が下されるのに合わせて、周辺に位置する宮殿などの観光地、博物館、美術館などが一斉に休館となる。
閉館が発表されたのは、景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)、徳寿宮(トクスグン)といった観光地に加え、景福宮内の国立古宮博物館、近隣の国立民俗博物館、大韓民国歴史博物館などだ。さらに、国立現代美術館ソウル館や青瓦台(旧大統領官邸)、雲峴宮(ウニョングン)、ソウル工芸博物館も、来館者の安全を理由に臨時休館を決定した。世宗文化会館も光化門(クァンファムン)付近での集会を見越して、美術館および常設展示館の閉鎖を発表した。
また、ソウル貞読(チョンドク)図書館も安全上の懸念から臨時休館となる。
そしてソウル市教育庁は、景福宮駅近くの培花(ペファ)女子中学・高校、京畿(キョンギ)商業高校などを含む16校について、臨時休校すると発表。これに先立ち、憲法裁判所近隣の11校、大統領官邸周辺の2校も同様の対応が発表されていた。
市教育庁は来週以降のデモの状況を見ながら、追加の急行措置や短縮授業の延長についても学校側と協議していく方針だ。
ほかにも交通にも影響が出ている。ソウル交通公社は、地下鉄3号線の安国(アングク)駅を終日閉鎖し、電車が停車しないと発表した。同駅は憲法裁判所の付近にあり、大規模集会や突発的な状況に備えた安全対策を取った。
ソウル市は3日からすでに市内主要エリアの交通規制や警備体制を強化しており、警察も非常警戒体制を維持している。
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