12月21日、息子の入社志願書問題で辞任することになった韓国大統領府の金晋局(キム・ジングク)民情首席秘書官が、「私の息子が不適切な行動をしたことは全面的に私の責任だ。何より国民にご心配をおかけした点を深くお詫びする」と、韓国大統領府(青瓦台)の春秋館で謝罪した。
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続いて「父として不足していた」とし、「国民に仕える公職者は、少なくとも家族について一点の誤解や疑惑があってはならないと考えてきた。少しでも恥ずかしい点があれば、当然責任を負うのが道理だと思った。なので私は去ることにした」と伝えた。
そして「私は去るものの、文在寅(ムン・ジェイン)政府の定義と工程に向けた意志と努力は、国民から完全に評価されることを希望する」と強調した。
最後に「最後まで大統領のそばを守ることができず、申し訳ない」としながらも、「必ず成功した政府、成功した大統領になることを切に願う」と語っている。
今回の辞任に先立ち、キム秘書官の息子は、数社の企業に提出した入社志願書に「父は民情首席秘書官だ」という内容を書いていたという。この事実が世に広まると、いわゆる“コネ”を利用しようとした不適切な行動だと非難を浴びることとなった
キム秘書官はメディアに「弁解の余地がなく、心からお詫びする」としながらも、「息子は不安や強迫症状などで治療を受けてきた」と釈明したことがある。
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