韓国では新型コロナのワクチン接種者に与えられる恩恵、いわゆる“ワクチンインセンティブ”が次々と登場している。
10月11日、韓国の新型コロナ予防接種対応推進団によると、10月10日0時基準で、韓国国内のワクチン接種完了者は、累計3042万6399人だ。全人口（2020年12月基準5134万9116人）のうち、接種者は約59.3％に達した。
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そんななか流通業界には、ワクチン接種者のための様々なマーケティングを導入する傾向が出ている。
釜山（プサン）地域のロッテ百貨店は、全支店対象で10月11日から17日まで、レストランと食品館で10％割引感謝イベントに参加できるクーポンをワクチン接種者の先着5万人に贈呈する。クーポンは5万ウォン（約5000円）以上の購買顧客にアプリで支給される。
ヒルトン釜山のビュッフェ「da MOIM」は、日常の回復を応援するためにワクチン接種者を対象に割引イベントを行う。ワクチン2回接種後、14日が経過した成人顧客4人が決済すると、1人が無料になるという内容だ。
オンライン総合ショッピングモール「インターパーク」は、ワクチン接種者を対象に演劇、ミュージカル、展示商品などを最大80％割引する「バックケーションセール」を行う。
決済段階でワクチン接種割引を選択して決済すると、自動的に割引が適用される。利用者は観覧日のチケット受領時にワクチン接種証明を提示すればいい。1回目の接種が終わっていれば恩恵を得ることができ、認証はCOOVアプリやNAVER、カカオトーク、PASSアプリでも接種情報をロードできる。
インターパークのチェ・フンギプロモーションチーム長は、「感染者が訪れた公演場でも客席間の感染がないほど、レベルの高い観覧文化を守ってくれている文化芸術観客に対する感謝と、徹底的な防疫指針を遵守するために苦労している公演界に、少しでも活気を送りたいという気持ちでセールを準備した」と述べた。
ソルロンタンのフランチャイズブランド「韓村（ハンチョン）ソルロンタン」は、ワクチン接種を確認できる顧客に謝恩品を贈呈するなど、国民の健康プロジェクトを進行する。今回のイベントは、新型コロナの克服と心強い保養食で健康を獲得しようという意味で企画されたプロジェクトで、10月31日まで行われる。
イベント期間中、韓村ソルロンタンはオーストラリア牛で作られた保養メニュー割引と同時に、ワクチン接種が確認できる顧客に特別な利点を提供する。QRコード認証やワクチン接種証明で接種が確認された顧客に限り、ソルロンタンスープパック製品を贈呈するイベントを進行する。
韓村ソルロンタンの関係者は、「1回目の接種が本格的に進行され、11月までには接種率が70％を超えるということが期待されているなかで、韓村ソルロンタンも全国民がワクチン接種に参加することを応援するために、健康プロジェクトイベントを企画することになった」とし、「今回のイベントが顧客の健康と新型コロナ終息を願う気持ちを込めて進行されるだけに、多くの顧客に恩恵を提供できるようにする」と述べた。
なお韓国の新規感染者数は、10月6日に2425人と過去最多（9月24日2434人）近い数字を記録したが、10月7日2175人、10月8日1953人、10月9日1594人、10月10日1297人と減少傾向を見せている。
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