KARA出身の故ク・ハラさんと法廷争いをしたことで注目を集めた元恋人チェ氏が、自分を侮辱した悪質コメント投稿者6人を相手に行った訴訟で一部勝訴した。
ソウル中央地裁・民事23単独（シン・ジョンヨル部長判事）は3月16日、チェ氏が悪質コメント投稿者6人を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、「A氏はチェ氏に30万ウォン（約3万円）を支給せよ」と判決を下した。
Aさんに罰金が宣告された理由は、チェ氏の容貌を「豚××」と侮辱したためだ。
判事は「文章の内容と関係なくチェ氏の外見を侮辱し、嘲笑する表現だ。チェ氏に精神的な苦痛を抱かせる違法な行為」とAさんに賠償するよう宣告した。
一報で残りの5人については、「犯罪や社会的な逸脱行為には批判、非難という責任追及が伴うことがある。一定の限界を超えない限り、社会常規に違反していない行為として容認されなければならない」と、チェ氏の請求を棄却した。
先立ってチェ氏は2018年、ク・ハラさんを暴行して私生活の動画を流布すると脅迫した容疑で起訴された。1審で裁判所は、チェ氏の脅迫と強要、傷害、器物破損の容疑を有罪、違法撮影容疑を無罪と判断し、懲役1年6カ月、執行猶予3年を宣告した。
2020年10月の控訴審でも判決内容は似ていたが、執行猶予の代わりに懲役1年の実刑が宣告された。
故ク・ハラさんが受けたリベンジポルノ被害は大きな物議となったが、チェ氏の違法撮影の容疑は控訴審でも無罪となっており、法曹界と芸能界のみならず、韓国社会全般の性認知感受性の不足を指摘する声が上がったりした。
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