『USAトゥデイ』はウッズが乗っていた車両がGV80と紹介し、基本仕様と価格を詳しく記事にした。ジープのグランドチェロキー、メルセデスGLE、BMW X5、リンカーンアビエーターと比較し、信頼性と技術で賛辞を受けたと伝えたりもした。
『ワシントン・ポスト』と『ウォール・ストリート・ジャーナル』も警察の中間調査結果を引用し、GV80の安全性について高く評価した。
現代自動車のGV80は事故が起きると、頭部の負傷や乗員間の衝突を防ぐために、前の座席にセンターサイドエアバッグを最初に適用するなど、10個のエアバッグを備えている。
韓国自動車研究院イ・ハング研究委員は、「現代自動車がこれまで数回、品質問題を経験し、内部的に安全性の向上に多くの努力を傾けたものと見られる」と述べた。
KONA電気自動車(EV)の相次ぐ火災など、品質問題が後を絶たなかった現代自動車は、安全性の問題に心血を注いできた。
現代自動車は去る2月23日、電気自動車専用プラットフォームのIONIQ5を初公開する席でも、車両の前方部に衝突荷重の分散構造を適用し、衝突時の乗客室の変形を最小限に抑えるという点を強調した。
またバッテリーの安全のために、車両の下部バッテリー保護区間にアルミニウム補強材を適用し、冷却水が電池に流れ込まないように冷却ブロックを分離したと説明した。
現代自動車グループのチョン・ウィソン会長は、1月の新年メッセージで「私たちのすべての活動は、顧客尊重の第一歩である品質と安全が確保されなければ、何の意味もない」と、品質と安全性を強調した。
いずれにしても現地警察やメディアは、そんな現代自動車の努力が詰まった車両がウッズの命を救ったといった立場だ。