“性的暴行疑惑”の韓国元議員が57歳で死去、大統領側近も務めた重鎮…ラッパーの息子は問題行動多数

2025年04月01日 社会 #訃報

性的暴行容疑で告訴されていたチャン・ジェウォン元議員がこの世を去った。

【写真】チャン元議員の息子がヤバい…飲酒運転→運転手すり替え

与党「国民の力」のチャン元議員は3月31日23時40分頃、ソウル・江東(カンドン)区の自宅兼事務所で亡くなった状態で見つかった。享年57歳。現地警察によると、現場はチャン元議員が個人的に借りていた場所で、「家族に申し訳ない」「愛している」などの“メッセージ”も見つかったという。外部からの侵入や争った形跡などは確認されていない。

警察は、業務上過失致死や市民に重大な被害を与える災害との関連はなく、“極端な選択”と見ている。

性的暴行疑惑とは?

チャン・ジェウォン元議員
(写真=チャン・ジェウォン元議員SNS)

チャン元議員は2015年、自身の秘書を務めていたA氏に対して性的暴行を行った疑いで最近告訴され、警察の調査を受けていた。A氏側は事件当時のものとされる映像を公開し、疑惑を裏づける状況証拠として提示した。

映像には、チャン元議員とみられる男性がA氏に雑用を命じ、身体的接触を試みる場面が含まれていたという。

チャン元議員の訃報を受け、A氏は本日(4月1日)予定されていた記者会見を急遽中止に。代理人を務める法律事務所「オンセサン」は報道資料を通じ、「A氏は長年にわたり、チャン元議員の側近たちから沈黙を強要されてきた」と主張するとともに、精神的な苦痛とパニック障害などにより治療を受けてきていたとも明らかにしている。

チャン元議員は釜山(プサン)で国会議員を3期務めた保守系の重鎮で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の側近としても知られる。尹大統領の当選後には当選人秘書室の秘書室長を務めるなど政界での影響力は大きかったが、2024年の第22代総選挙には不出馬を表明していた。告訴が明らかになった直後、“極端な選択”に至ったとみられる。

“放蕩息子”も度々話題に

そしてチャン元議員の息子はラッパーのNO:EL(ノエル/本名チャン・ヨンジュン)。父親の性的暴行疑惑が報じられた直後、SNSに「すべては元に戻る。待っていてくれ」と投稿していた。

NO:EL
(写真提供=OSEN)NO:EL

NO:ELは過去、度重なる問題行動で物議を醸してきた。2017年のラップバトル番組『高等ラッパー』(Mnet)に出演中、“援助交際”を匂わせる発言が問題視されて途中降板。2019年には飲酒運転事故を起こし、実刑1年6カ月・執行猶予2年の判決を受けた。それだけでなく、事故後に知人を呼び出して“運転手をすり替えようとした”という疑惑まで浮上し、激しい批判を浴びた。

さらに、執行猶予中の2021年には、無免許かつ飲酒状態で運転を行い、警察官への暴行容疑まで加わったことで実刑1年が言い渡され服役。2022年10月に出所している。

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