韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンルであるトロットをテーマに、新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』で発掘された歌姫たちから誕生した新ユニット『sis』(読み:シス)が、今秋デビューすることが決定した。
プロデューサーは、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学などを手掛けてきたヒャダインが担当する。
sisのメンバーは、かのうみゆ、MAKOTO.、太良理穂子、あさ陽あいの4人。全員がオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』の準決勝以上に勝ち残ったメンバーだ。
グループ名の「sis」は、英語でお姉さん、仲の良い女友達という親しみやすい意味を持つ「sis」と、 フィンランド語で勇敢な折れない心を表す「SISU」から命名された。
メインロゴにはトロット出身を意味する「/T」も表記されている。強い心を持ちながらも隣で優しく癒してくれるような存在、そして世代や国境を越えて歌を歌い継ぐグループを目指すという。
メンバーの中でも、かのうみゆとMAKOTO.は日本のオーディション終了後に日本代表として韓国に渡り、韓国のオーディション番組を勝ち抜いた韓国代表の歌手たちと熱いバトルを繰り広げる音楽バラエティー番組『日韓歌王戦』に出演し、韓国国内ではその名を知らない者はいないほどの知名度を上げている。
『日韓歌王戦』は毎週高視聴率をマークし、現在もスピンオフ番組が放送中で、ユーチューブにアップされた歌唱映像は軒並み100万再生超え。SNSで拡散された彼女たちが歌う姿は徐々に日本のファンにも浸透し始めている。
ほかにも、18歳からクラブシンガーとしてR&BやJAZZを歌い続けてきた実戦型シンガー・太良理穂子、音大出身の元アイドルでミュージカルにも多数出演してきた実績を持つあさ陽あいといった多彩なメンバーで構成されている。
デビュー曲は、数々のビッグアーティストやアイドルを手掛けてきたヒャダインがプロデュースを担当する。トロット出身の彼女たちらしく、韓国の有名トロット曲を日本語詞でカバーする予定だが、ヒャダインはsisのデビュー曲について、「原曲の歌詞の韻や響きを大切にしつつ、日本の昭和歌謡テイストをたっぷり盛り込んだ作品に仕上げました。アレンジもインチキディスコテイストを意識した愉快痛快サウンドです。メンバーの情感豊かなボーカルはもちろん、高度なコーラスワークも必聴です!」と語る。
sisのメンバーは、8月7日に開催される「お台場冒険王」のソコカラステージに4人そろって出演し、日本の名曲のカバーを披露する予定だが、今秋に発売される予定のデビュー曲は8月24日に開催されるお台場冒険王最大のステージ・アイランドスタジアムで初お披露目される予定だ。
さらに、『トロット・ガールズ・ジャパン』オーディションの審査員長を務めた松崎しげるが主宰する「黒フェス」(9月4日、豊洲ピット)への出演も決定した。
松崎はsisのメンバーに「オーディション予選の頃からどんどんと成長していく姿を、審査員長として1番近くで見られてとても嬉しいです!日本のみならず、韓国のアーティストとも対等に歌いあっていて、僕も負けていられないなぁといつも感じています」と期待を寄せている。
日本、韓国だけでなく世界を目指すグループsisの今後の活躍に注目だ。
■【写真】日韓初のトロットグループ!キム・ダヒョンと住田愛子の「Luckyパンパン」、デビュー決定
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