アカデミー賞で作品賞を含む4冠を達成した映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)。以降、日本でも同作への注目が集まった。
なかでもパク社長の美人奥様を演じた、女優チョ・ヨジョンに関心を持つ人も少なくないという。
【写真】映画『パラサイト』の美人奥様女優、高校の卒業写真も美しかった!!
そこで本紙『スポーツソウル』が過去に行った独占インタビューや、撮影写真を紹介しながら、チョ・ヨジョンという女優について迫ってみよう。
そもそもチョ・ヨジョンは1997年に雑誌モデルとして芸能活動のスタートを切った。1999年から始まった女優生活も、2020年で21年目となる。
チョ・ヨジョンは『パラサイト』で、グローバルIT企業のパク社長の妻であるヨンギョ役を引き受けた。シンプルでありながら、見掛け倒しで天然なところがあるキャラクターを演じ、『パラサイト』の重要な軸を作った。
チョ・ヨジョンは「私と同じくらいの年齢の女優が、何かを示すことができる映画が少ないので、出演できてうれしかった。やはりポン監督なので、新しい姿を引き出してくれるようで、とても良かった。上手くできるかという心配もたくさん浮かんだ」と説明した。
続いて「自分の分量に驚いた。登場が少しであっても、いつもと違う姿を見せることができるのであれば、どんな作品にでも出演したいという立場なのに、ヨンギョは言葉が多く、セリフも多かった。大変だと思ったが、楽しく監督と作り上げることができた」と付け加えた。
ポン・ジュノ監督が自分を“ダイヤモンド”と言ったことについて、チョ・ヨジョンは「監督は体をたくさん使うし、表現力もすごい。俳優として、それより上手くやらなければと心配した」と笑った。
「何かを考えて現場に行くが、それを上回ることばかり起きた。なんとなくペンを握るシーンであっても、現場で良い考えが浮かんだら指示をくれた。徹底的に計算された演出をし、本物のキャラクターがいるように作ってくれる。俳優が繰り広げることを中心に、プラスアルファを取り入れる。ためになることが多かった」
映画『パラサイト』で脚光を浴びているが、その歳月はいつも順風満帆だったわけではない。