2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。シリーズでお届けする意欲企画。今回は日本でも放送され人気を呼んだドラマ『天国の階段』に出演した俳優シン・ヒョンジュンのその後と現在について紹介する。
第一次韓流ブームのときに日本でも放映されたドラマ『天国の階段』。日本ではフジテレビをはじめ、TBS、テレビ東京、さらにはローカルテレビ局など、さまざまなチャンネルで何度も再放送されてきただけに、ご存じの方々も多いことだろう。
韓流スターであるクォン・サンウの出世作であり、“ジウ姫”ことチェ・ジウがヒロインを務め、韓国最高の美人女優とされるキム・テヒも出演している不朽の名作だ。
この『天国の階段』で存在感を放っていたのが、絵の才能に優れたテファを演じた俳優シン・ヒョンジュンだ。
チェ・ジウ演じるジョンソの義理の兄でありながら、ジョンソを愛してしまい、その禁断の想いを抑えながら、最後は失明の危機にあったジョンソを救うために、自らの角膜を提供するために自ら命を落とすテファの一途な姿は、涙なしには見られなかった。テファ・オッパ(=お兄さんという意味)の人生に感情移入してしまった視聴者たちも多いはずだ。
『天国の階段』でシン・ヒョンジュンのファンになってしまった人々も多いのではないだろうか。
シン・ヒョンジュンはその後、2005年に主演した韓国映画『家門の栄光』が大ヒット。同作は翌年に『家門の復活』、2011年には『家門の受難』が公開されるほどシリーズ化し、シン・ヒョンジュンの代表作になった。
また、2006年にはTBSのドラマ『輪舞曲-ロンド-』にも出演。潜入捜査官役でチェ・ジウと再共演した。
近年では、日本でのヒット作こそないが、映画にドラマと精力的に活動中。ひょうきんな性格でバラエティー番組のMCとしても活躍中。俳優業の他に、映画制作会社と化粧品会社の代表取締役を務める。
私生活では2013年に12歳年下の一般人女性と結婚。2015年には念願の男子を授かり溺愛。「息子は絶対に俳優にしたい」と豪語する親バカぶりを見せた。
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