レギュラー出演していたドッグトレーナーが議論となり、放送が止まってしまった韓国KBSのバラエティ番組『犬は立派だ』(原題)がリニューアルされる。
これまで取り上げてきたペットの「犬」だけでなく、「ペット全般」に範囲を拡大するなかで、数々の疑惑をかけられたドッグトレーナーのカン・ヒョンウク(39)も合流することになるか注目される。
2019年11月に初放送された『犬は立派だ』は、成熟したペット文化を作るためにペット犬と人が幸せに生きていく方法を一緒に考える番組だ。
「犬統領」と呼ばれたカン・ヒョンウク、タレントのイ・ギョンギュ、女優のイ・ユビが呼吸を合わせて始まった『犬は立派だ』は、魔法のようなソリューションを通じて悩みの多い犬の行動を正すことに成功し、ペット文化改善に大きな貢献をした。
2020年「KBS芸能大賞」でホットイシュー芸能番組賞、2021年「KBS芸能大賞」でプロデューサー特別賞(カン・ヒョンウク)、ショー・バラエティ部門ベストエンターテイナー賞(チャン・ドヨン)、2022年「KBS芸能大賞」で今年の芸能人賞(イ・ギョンギュ)、人気賞(チャン・ドヨン)などを受賞した『犬は立派だ』は、その真価を認められ、KBSを代表する看板番組となった。
しかし今年5月20日、『犬は立派だ』は歩みを止めなければならなかった。
番組の象徴的な存在であるドッグトレーナーのカン・ヒョンウクがパワハラ、職場内でのいじめ、暴言、賃金未払いなどの疑惑に包まれたのだ。彼が代表を務める「Bodeumカンパニー」の廃業の噂が広がり、過去に作成された否定的なレビューが再注目され、それに元職員の暴露が加わって議論の余波が広がった。
『犬は立派だ』が放送中止を決めたなかで、カン・ヒョンウクは議論開始から約1週間後の5月24日、自身のYouTubeチャンネルを通じて、CCTVによる監視、同意のないメッセンジャーの監視、ペット犬“レオ”の放置、賃金未払い、保護者への悪口、廃業決定後の新規会員プロモーション、暴言などの疑惑について、一つひとつ説明した。
彼は「私に対して恨めしい思いがあった方々、一人ひとりに会いたいし、機会があれば話をしながら謝らなければならない部分については十分に謝罪し、もし私が罰を受けなければならないならば甘受する。だが現在、本当に多くの憶測と誹謗があり、多くの虚偽もある。一生懸命働いている素敵な職員、訓練士を守るために必要であれば、法的措置も計画している」と明らかにした。
しかし一部の情報提供者は追加の暴露を予告し、元職員の一部は情報通信網法違反の疑いでカン・ヒョンウク夫妻に対する告訴状を提出した。カン・ヒョンウクをめぐる疑惑は、裁判を通じてその真偽が問われることとなった。
出演者が法廷争いを続けることになり、番組『犬は立派だ』は困惑した。4週間の放送中止後、3週間は『THE立派なA/S特集』を放送し、イ・ギョンギュやパク・セリがインターンMCたちと呼吸を合わせながら、悩み相談した犬たちの近況をチェックする内容を伝えたが、限界があった。最終的に『犬は立派だ』はこの特集を終えた後、休息期に入ることとなった。
一人の専門家を中心に組まれた番組の限界を感じさせた『犬は立派だ』は、ペット犬に限定せず、ペット全体に拡大したリニューアル番組を披露するために、改編に乗り出した。番組タイトルも『犬は立派だ』から『動物は立派だ』への変更を検討しているという。
また7月23日、『OSEN』の独自報道を通じて、リニューアルされた『犬は立派だ』は9月に放送されることがわかった。KBSも「『犬は立派だ』が9月の放送を目標として準備中」と説明した。
リニューアルされる『犬は立派だ』の出演者は、まだ決まっていない。しかし法廷争いをしているカン・ヒョンウクは出演が難しい見通しだ。
法廷争いを終えても、出演できるかどうかは未知数だ。カン・ヒョンウクのいないリニューアルされた『犬は立派だ』が、ペット文化改善に再び貢献できるか注目される。
(記事提供=OSEN)
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