K-POPガールズグループ(G)I-DLEがステージ衣装で問題になっている。
(G)I-DLEは7月19日にKBS2の音楽番組『ミュージックバンク』のステージに立った。そこで彼女たちは新曲『Klaxon』を披露した。
その際、メンバーたちはライフガード(人命救助隊)をコンセプトにしたステージ衣装を着用した。短い白い上着に、さらに短い赤のショートパンツが印象的な衣装であった。
だが、そこには「赤十字マーク」がついており、それが問題となっている。法律違反という指摘だ。
実際に大韓赤十字社の組織法第25条(赤十字標章などの使用禁止)によると、「赤十字社、軍医療機関、または赤十字社からその使用承認を受けた者でない者は、事業用または宣伝用で白地に赤いギリシャ式十字を表示した赤十字標章、またはこれと類似した標章を使用してはならない」と明示されている。
また同法28条には、これに違反した場合、1000万ウォン(約112万円)以下の罰金に処するとも記されている。病院や薬局でも使えないマークなのだ。
大韓赤十字社の関係者は「所属事務所から標章使用に対する承認の問い合わせが来たことはない。(G)I-DLEの所属事務所に関連内容を確認する予定だ。故意に赤十字エンブレムを使用したようには見えないだけに、内容を確認後、再発防止を要請する」と伝えた。
赤十字マークの問題だけではなく、そもそも人命救助隊を性的対象化したとの指摘も続いている。オンライン上では「人命を救う職業をこのように性的対象化してもいいのか」「軽率で無礼だ」といった非難の声が上がっている。
◇(G)I-DLEとは?
2018年5月2日に1stミニアルバム『I am』を通じて、CUBEエンターテインメントからデビューした5人組ガールズグループ。独自性とセンセーショナルなコンセプトで話題を集め、デビューから20日で音楽番組1位、音源チャート上位圏を記録し、新人賞7冠に輝く“モンスター新人”と呼ばれた。2022年10月にリリースした『Nxde』では、わいせつな視線を強烈に皮肉り、マリリン・モンローやバンクシーへのオマージュを取り入れたミュージックビデオが注目の的に。2023年5月のヒット曲『Queencard』を通じて、人気ガールズグループとしての確固たる地位を築いた。
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