世界的なK-POPスターとして知られるBLACKPINK・ジェニーが室内喫煙で物議を醸しているなか、過去に同様の事例で問題になった韓国芸能人たちが再注目されている。
6月にイタリアのカプリ島で開かれたジャックムスの「LA CASA」クルーズコレクションショーにモデルとして参加したジェニーが、室内喫煙疑惑に包まれた。
ジェニーは7月2日、個人YouTubeチャンネル「Jennierubyjane Official」で投稿した当時のVlog動画内で、メイクアップを受けている途中に電子タバコを吸うような姿が捉えられた。
この行為が8日から連日問題になっていたなか、ジェニーの所属事務所OAエンターテインメント側は9日、「2日に公開されたコンテンツ内のジェニーの行動に不快感を覚えたすべての方に心より謝罪の言葉を伝えます」と発表。
併せて、当時現場にいたスタッフにも直接連絡を取り、謝罪したことも明らかにした。
もっとも、このようなスターたちの室内喫煙疑惑は今回が初めてではない。
例えば、Netflixでも配信されたJTBCドラマ『サムダルリへようこそ』のメイキング映像では、俳優チ・チャンウクがリハーサル中に電子タバコを吸う姿が映り込み、この映像が韓国のオンラインコミュニティサイトを中心に拡散された。
韓国では当時、室内喫煙とそれによる罰金などの議論が続いていた。そんななかでのチ・チャンウクの行動は、「警戒心がない」という周囲の批判を避けることができなかった。
これに関連し、チ・チャンウクの所属事務所SPRING COMPANY側は「1月26日に公開されたドラマメイキングコンテンツ内の俳優チ・チャンウクの行動で不便を感じたすべての方々に、申し訳ないという話を伝える」と公式声明を発表した。
トロット歌手イム・ヨンウンも同じだ。
彼は去る2021年、室内喫煙中の姿が捉えられて議論が起きると、所属事務所が室内喫煙の事実を認め謝罪した。
当時、所属事務所は公式声明を通じて「早く説明をしなければならなかったが、撮影が今日明け方に終了し、状況確認に時間がかかった。電子タバコを減らそうと、普段からニコチンが含まれていない液体式電子タバコを使用してきた。ニコチンが含まれていない液状式電子タバコはタバコではないと思い、使用した」と釈明した。
同日、イム・ヨンウンも公式ファンクラブを通じて「ファンの方々に大きな傷と失望感を与えることになった」とし、「責任感を持ってすべての瞬間に臨むべきだったが、私が足りなかったようだ。今回のことでご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」と謝罪した。
また、「今日を教訓に自らを振り返り、反省し、成熟した人になるよう努力する」と付け加えた。
一方、番組内で露骨にタバコを吸った芸能人もいる。
韓国のウェブトゥーン作家兼タレントのキアン84はCoupang Playのバラエティ番組『SNLコリアシーズン5』に出演した際、MBCのバラエティ番組『愛のスタジオ』（原題）をパロディーしたコーナーで、喫煙が許されていた時代を再現した演出中に「昔の放送じゃないか。90年代の放送ではタバコを吸ってもいい」と話し、舞台で実際にタバコをくわえて火をつけようとした。
その後もキアン84は設定上、何回もタバコをくわえる姿を披露。慣れたように何度もタバコを取り出し、出演者たちを困惑させていた。
これに対し、ネット上では賛否両論の声が寄せられた。コントはコントとして見るべきだという意見、出演者たちと事前に話を合わせずに行動するのは迷惑だという意見が相次いだ。
さらに、室内喫煙に対する指摘も上がった。もちろん、近年の番組で喫煙場面が登場することは不法ではないが、いくら表現の自由とはいえ、メディアが喫煙に及ぼす影響が大きいだけに、青少年に対する考慮が必要であると指摘を受けた。
このほかにも、EXO・D.O.、チャン・ハンジュン監督、歌手MEENOIなどが室内喫煙の姿を捉えられ、反感を買ったことがある。
相次ぐ室内喫煙疑惑と謝罪により、大衆の疲労度も高まっているなか、軽く見る事案ではないという意見とともに、非喫煙者がいる可能性があるだけに、配慮が足りていなかったという声も上がっている。
（記事提供＝OSEN）
前へ
次へ
