女優クォン・ナラが別れを告げた。
5月6日に最終話が放送されたドラマ『ザ・ミッドナイトスタジオ ～恋人は訳ありカメラマン～』で、クォン・ナラは幽霊より不義を我慢することができない熱血弁護士ハン・ボム役を引き受け、実力派俳派であることを改めて証明した。
新しいスタートを知らせる季節の春のように、キャラクターのボム（韓国語で春という意味）を明るく元気に描き出し、愛らしく弾むような魅力も与えて立体感を加えた。それだけでなく、個性豊かなキャラクターたちとのケミストリーで見る楽しさを倍増させた。チュウォンとは初々しい恋愛を、ユ・インスとウム・ムンソクとは予想外の友情を披露し、ドラマに活力を吹き込んだ。
クォン・ナラは吸入力のある感情で好評を得た。特に、祖母のクムスン（演者キム・ヨンオク）と別れる場面では感情を最大限に凝縮させてから爆発させ、視聴者の目から涙をこぼさせ、響きを与えた。
また、愛するキジュ（演者チュウォン）を失わないために孤軍奮闘するボムの姿を現実的に描き、視聴者の共感を得た。揺れる視線や切なさが漂う目つき、震える手など、体全体を使った演技だった。
その上、クォン・ナラは悪鬼に体を奪われたボムと既存のボム、二つの姿を完璧に表現。表情とセリフの伝達を微妙に変え、重みを加えた。このように、適材適所に合わせた演技でドラマをさらに豊かにし、作品の没入度を高めるのに一役買ったクォン・ナラ。一層安定した演技力と表現力でテレビを埋め尽くし、存在感を発揮した。
そんなクォン・ナラが活躍したドラマ『ザ・ミッドナイトスタジオ ～恋人は訳ありカメラマン～』はU-NEXTにて視聴可能。
◇クォン・ナラ プロフィール
1991年3月13日生まれ。本名クォン・アユン。2012年にHELLOVENUS（ハローヴィーナス）のメンバーとしてデビューし、2017年放送のドラマ『あやしいパートナー』で演技活動を本格化させた。その後も『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』『親愛なる判事様』『ドクター・プリズナー』といったドラマで助・主演を務め、2020年に放送された『梨泰院クラス』で主人公の初恋相手を演じ、“売れっ子”女優となった。
前へ
次へ
