なぜILLIT(アイリット)はこれほど人気を集めるのか…10代の「追求美」をがっちりと掴めた理由

2024年05月02日 K-POP #ILLIT

新人ガールズグループILLIT(アイリット)のデビュー活動が終わったにもかかわらず、オンライン上では依然として彼女たちの話題が尽きない。

【写真】ILLIT、初来日ステージに向けて日本へ!満面の笑み

去る3月25日、1stミニアルバム『SUPER REAL ME』のタイトル曲『Magnetic』でデビューしたILLITは、中毒性のあるメロディー、溌剌とした歌詞、真似しやすいポイント振り付けでショートコンテンツを中心に人気を集めた。

その結果、TikTokやインスタグラムで『Magnetic』を活用して制作されたショートコンテンツの数が100万件を突破したほどだ。

なぜ人気なのか

今ではILLITの人気は単純なショートコンテンツを超え、SNS全般にわたって拡散している。

ILLIT
(写真提供=OSEN)ILLIT

まずタイトル曲『Magnetic』の歌詞を活用した多様な「ミーム」(流行コンテンツ)が登場。「スーパー惹かれる」という歌詞は、SNS上で「好きだ」や「望む」という意味で使われ、「Wait a minuteこれは何だろう」の歌詞は、勉強しようとしたが何も知らない状態を指して「Magnetic勉強法」などと呼ばれることに。

また『Magnetic』のパフォーマンスはダンスチャレンジを超えて中国、スペイン、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど世界中でダンスカバー映像としても流行している。これはステージ上のILLITの“スーパーリアル”な姿が、同年代の間で真似できそうな「追求美」(自分が求めるイメージという意味の新造語)を刺激したためだ。

日本人メンバーのモカ(MOKA)のスタイリングは、ビューティークリエイターの間で人気を集めている。

ILLIT・モカ
(写真提供=OSEN)ILLIT・モカ

モカは音楽番組のステージで「ヘドレ(レース素材の布をカチューシャとして活用すること)」スタイルを完璧に消化。デビューショーの彼女一人を追った動画は再生回数100万回を超えた。特にこのスタイリングは、10代に人気のキャラクター「シナモロール」に似ていることで注目され、モカの「シナモロールチャレンジ」の再生回数は550万回を突破している。

このようにウィットのあるコンテンツでSNSのトレンドを主導するILLITの人気は、簡単には冷めないものとみられる。

左からミンジュ、モカ、イロハ、ウォンヒ、ユナ
(写真提供=BELIFT LAB)左からミンジュ、モカ、イロハ、ウォンヒ、ユナ

ILLITは、溌剌としたイメージと10代の好みを狙い撃ちしたパフォーマンス、歌詞、スタイリングなどで、同年代からの共感を集めた。また、“スーパーリアル”なありのままの姿から、10代の「追求美」を刺激するグループとして浮上した。

デビューから1カ月で音源チャートでの成績だけでなく、トレンドを先導する存在へと進化しているのだ。

なおILLITの『Magnetic』は、K-POPグループのデビュー曲史上、初めて米ビルボード「HOT100」とイギリス「オフィシャル・シングルトップ100」にチャートインした。また同曲は、韓国の主要音源サイトであるMelon、Bugs、Genieのデイリーチャート(4月22、23、24、25日付)と週間チャート(4月22~28日付)で、すべて1位を達成し、ロングランに成功している。

(記事提供=OSEN)

◇ILLITとは?

2023年6~9月に放送された『R U Next?』を通じて、YUNAH、MINJU、MOKA、WONHEE、IROHAで結成された、日本人メンバー2人(MOKA、IROHA)を含む多国籍5人組グループ。自主的で積極的な意志(I WILL)と特別な何かを意味する代名詞(IT)の組み合わせで作られたグループ名には、「何にでもなれる潜在力を持つグループ」という意味が込められている。2024年3月25日、1stミニアルバム『SUPER REAL ME』をリリースしてデビューした。

【写真】ちょっと緊張してる?ILLIT、初々しい“出勤”ショット

【写真】ILLIT、ラジオ出演のため出勤!爽やか夏コーデで笑顔見せる

【画像】「NewJeansの亜流」とされたILLIT、どこまで似てる?

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集